「学校教育」に関する記事の一覧

初等教育

新型コロナウイルス感染症予防の学校再開ガイドラインを読み解く-学校再開後の授業や学校行事はどう変わるのか?

6月から段階的に再開となっている学校。日常的な感染予防はもちろんですが、感染リスクが高い学習活動や学校行事などは、制限せざるを得ない状況が今後増えてくると予想されます。本記事では、文部科学省や東京都から出されている「学校再開ガイドライン」を参照しながら、学校の学習活動や行事においてどのような影響や制限が生じるのか整理をしていきたいと思います。
中等教育

新型コロナの影響で、受験を控える高校3年生の高まる不安(後編)-急がれる経済的な困難を抱える家庭への支援

高校生へのヒアリングに加え、様々な企業や団体が実施しているアンケートも参照しながら、高校生たちが置かれている現状についてお伝えしていきます。特に経済的な困難を抱えている家庭の切実な声には耳を傾け、いち早く支援を届けるべきだと考えます。本人たちの不可抗力で不利益を被ることがないように、様々な方面からの支援が求められます。
中等教育

新型コロナの影響で、受験を控える高校3年生の高まる不安(前編)-オンライン授業やAO・推薦入試、学習環境への懸念

緊急事態宣言の延長に伴い、多くの学校で引き続き休校期間が続くことになりました。現在の高校3年生は、大学入試改革の過渡期で混乱にさらされている世代でもあり、追い討ちをかける形での休校期間は、さらなる不安や混乱を生んでいると思われます。今回は実際に数名の高校生に話を聞き、そこから見えてきた課題を支援策を整理したいと思います。
初等教育

休校が続く小学校!奔走する学校教員・教師に聴く-新任教員が感じる焦りと不安。今は授業の準備に注力。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、学校の休校が3月から続いています。この状況に対して、そしてこれからについて、日々の学校生活を支えている先生たちは、何を感じ、思い、過ごしているのでしょうか。今年から新規採用で小学校に着任したAさん(神奈川県内・公立小学校勤務・学級担任)にお話をうかがいました。
初等教育

休校が続く小学校!奔走する音楽の先生・専科教員に聴く-歌やリコーダー、鍵盤ハーモニカができなくても

音楽室に集まって、歌を歌ったり、リコーダーや鍵盤ハーモニカなどを練習したり、色々な楽器を使ってみんなで演奏をしたり。そんな音楽の授業風景が、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、これから大きく変わるかもしれない状況に来ています。専科教諭という立場で、学校や子どものことについて、Bさん(東京都内・公立小学校勤務・音楽専科)にお話をうかがいました。
特別支援

学びの多様性を尊重できるラーニングダイバーシティへ② -特別支援級における「学習権の侵害」。脳科学からみる能力の多様性。

「学びの方法の多様性」が重要であることを理解するために、「人の能力の多様性と独立性」を理解することが不可欠となります。能力一つ一つを見ることで、その子に合う学び方を見つけることが可能となるかもしれません。一般社団法人子ども・青少年育成支援協会理事で臨床心理士の村中直人氏の講演「学びの多様性を尊重出来る社会とは〜ラーニングダイバーシティという新視点〜」をお伝えします。
多文化共生

なぜ、外国籍の子どもは特別支援学級の在籍率が高いのか?-拙速な判断で日本人の子どもの2倍以上に!

外国人が多く暮らす25の自治体において、公立小学校・中学校に在籍する外国籍の子どもの5.37%が「特別支援学級」に在籍しており、これはすべての児童生徒の特別支援学級の在籍割合の2倍にあたります。言葉の問題か、発達の問題か、判断が難しいケースもあり、慎重な対応が求められます。全ての子どもたちの教育機会の保障に向け、地域全体でどのように取り組んでいく必要があるのでしょうか。
高等教育

大学無償化が高等教育の「毒まんじゅう」となる危険な理由-限られた「所得制限」と非合理的な「要件確認」がもたらす問題とは?

大学無償化法案が成立し、早くも2020年度の在学生から適用が始まります。この法案の成立は、生活困窮の子どもを支援する関係者にとっては、大きな希望の光となりました。一方で、急いで作られた法案でもあるため、注意深くこの法案や制度を理解していく必要があります。どのような点に注意を払えばよいか、起こりうるリスクを最小限にするにはどうすればよいか、本記事を通して紹介していきます。
学校教員

現場の納得感が第一!学校教員・教師の働き方改革(後編)-先生のやりがいまで削減しない!持続可能な改善とは?

学校教員・教師の過剰な長時間労働が報じられるようになった昨今。文部科学省や各教育委員会でも勤務実態調査が行われ、具体的な対策が検討されるようになりましたが、教育現場の最前線で働く学校教員・教師の実態データに基づいた課題と改善策を考えることが必要です。「データから考える教師の働き方入門」を出版された辻さん、町支さんにお話を伺い、改善をしてくためのポイントを中心にお伺いします。
学校教員

現場の納得感が第一!学校教員・教師の働き方改革(前編)-横浜市のリアルなデータから読み解く現状とは?

学校教員・教師の過剰な長時間労働が報じられるようになった昨今。ベテランや専門家のノウハウだけではなく、教育現場の最前線で働く学校教員・教師の実態データに基づいた課題と改善策を考えることが必要です。本記事では、横浜市教育委員会と連携して先駆的な研究を行い、「データから考える教師の働き方入門」を出版された辻さん、町支さんにお話を伺っていきました。