給付・奨学金

経済的に困難な高3生・1浪生の大学進学を奨学金給付と受験伴走で支援!-2024年度「ゴールドマン・サックス大学受験給付型奨学金」募集

大学受験

経済的に困難な状況にある子どもたちのための奨学金事業等を行っている認定NPO法人キッズドア基金は、ゴールドマン・サックス・ギブズの支援を受け、「ゴールドマン・サックス大学受験給付型奨学金」(以下、本奨学金)の2024年度募集を2024年4月1日より開始しました。応募は、本奨学金のホームページからオンラインでの申し込みとなり、締切は5月13日21時までとなっています。

本奨学金では、経済的に厳しい状況にありながら大学受験を目指す高校3年生、浪人生(1浪まで)に、受験応援金5万円と入学準備金10万円、受験情報・奨学金情報やオンラインイベントなどの受験伴走支援を提供するとしています。

<本奨学金の概要>

◆募集期間:2024年4月1日~5月13日21時

◆対象:高校3年生・一浪生 500人

◆支援内容:受験応援金5万円+入学準備金10万円(合格者のみ)+受験伴走支援(受験・奨学金情報、オンラインイベント等)
※所得・家庭の状況や進学への意欲等のを考慮して審査し、受給者を決定します。

◆応募要件(以下①~④すべてを満たす方):

①現高校3年生、浪人生(1浪まで)、または2005年4月2日〜 2007年4月1日生まれの方。
※4年生定時制高校または高卒認定後の浪人(1浪まで)の場合、2004年4月2日~2005年4月1日生まれも対象。
※学校への在籍は問いません。
※5年制高等専門学校は含みません。

②現時点で、国内の大学・短大進学を志望している方。成績不問。
※検討中も応募可。専門学校・海外大学のみへの志望を決定した方は応募できません。

③奨学金の使途が、進学準備または進学関連費用であること。

④所得等に関するいずれかの条件に該当する方。
ア.児童扶養手当受給世帯(ひとり親)
※18歳時点で受給対象だった方も可。過去受給証や所得証明で確認します。
イ.令和5年度住民税所得割非課税の世帯(令和4年/2022年の所得基準、収入のある同一家計の家族全員)
ウ.2023年(令和5年)の世帯収入が基準未満
エ.生活保護受給世帯
オ.児童養護施設に入所、里親養育等、社会的養護下にある方
※親族による養育は含まず
カ.その他特別な事情で、で、実質的にア)~オ)の状況にある世帯(例:離婚協議中等の実質ひとり親)

◆結果連絡:2024年6月中旬(予定)
※応募者全員に可否について連絡

◆給付時期:受験応援金5万円:2024年7月中旬(予定)、入学準備金10万円:2024年12月または2025年3月

◆その他
・他の奨学金との併用が可能です。
・仮受給決定後に、所得等を証明する書類を画像提出いただきます。
・昨年度の奨学金受給者で、1浪で再チャレンジの方も応募できます。※2浪以上は対象外
・就職・浪人・2025年3月末時点で進路未定の場合、入学準備金10万円の支給はありません。その場合、受験応援金5万円の返還は不要です。
・使途や進学についてのアンケート調査(2025年3月下旬実施予定)への回答が受給の条件です。
・生活保護受給家庭の奨学金受給について、高校生は収入認定になりませんが、浪人生は収入認定となる場合があります。事前に必ずケースワーカーにご確認下さい。

本奨学金の詳細については、以下の「ゴールドマン・サックス大学受験給付型奨学金」のホームページよりご確認ください。

奨学金は、経済的に困難な状況にあっても進学をあきらめないでほしい、という想いから実現し、今回で3年目の募集となります。修学支援制度(大学授業料減免・給付奨学金)の充実化が図られていますが、既存の支援では、学校入学後の支援が中心となっており、受験準備費用(塾代、模試代、受験料、交通費、問題集等)に対する支援が不足しています。

貧困世帯・ひとり親世帯の高等教育進学率が低いことが、貧困の連鎖を招く一因となっており、本奨学金は、こうした受験生に、受験情報・奨学金情報やオンラインイベントなども提供し、困難な状況にあっても望む未来を実現できるようにするものであるとしています。

Author:Eduwell Journal 編集部
本記事は、岩切準が担当。Eduwell Journalでは、子どもや若者の支援に関する様々な情報を毎月ご紹介しています。子どもや若者の支援に関する教育や福祉などの各分野の実践家・専門家が記者となり、それぞれの現場から見えるリアルな状況や専門的な知見をお伝えしています。
タイトルとURLをコピーしました