志あるソーシャルビジネス・NPO・ベンチャー企業の求人情報サイト「DRIVEキャリア」から、今月も、さまざまな方法で子どもや若者たちの未来をつくるお仕事を紹介します。
今月は、公教育変革、学習支援、子どもの自立支援、遺児の教育支援、被災地でのチャレンジ支援についてご紹介!
「今の仕事もやりがいはあるけど、もっと志を持ったおもしろい仲間たちと働きたい」「地元に帰って、子どもたちと関わる仕事はないものか」とお考えの方、どうぞお見逃しなく!
地域から日本の公教育を変えていく、統括ディレクター募集!
オススメ求人その1は、一般財団法人地域・教育魅力化プラットフォーム(島根県)です。
舞台は、少子高齢化や人口流出など、社会課題の先進地域といわれている島根県。かつては廃校寸前だった島根県立隠岐島前高校が、全国や海外から志願者が集まる学校へと生まれ変わったことで関心を集めている地域です。さらにその好影響は島根県全域に広がり、今では教育を核とした地域創出のため、日本各地から多くの若者がUIターンしています。
一般財団法人地域・教育魅力化プラットフォームは、辺境の地からの挑戦を日本全体のムーブメントにつなげるために設立された法人。共学共創のプラットフォーム構築を目指して、中高生が地方で学ぶ「越境留学」、高校生が取り組む地域課題解決学習の祭典などを行っています。
今回募集する総括ディレクターに求められているのは、各地域の教育魅力化プロデューサーのリーダーとしての役割。学校や行政、地域などが、教育を核とした地域づくりに主体的に関われるよう、チームをつくっていきます。そのために、対話を中心とした丁寧な関係づくりが大切になってきます。
行政や高校、民間のキーマン、そして仲間とともに、肌で教育改革のうねりを感じられる現場です。民間でのスキルを教育に活かしたい、教育を核にした地域創生のムーブメントを起こしたいという方、自分の思いを形にするチャンスです!
貧困問題などを抱えた子どもたちの可能性を広げる学習スタッフを募集します
オススメ求人その2は、特定非営利活動法人ユースコミュニティー(東京都)です。
経済的な理由で塾通いが困難な小・中学生を対象に、学習支援教室を運営している特定非営利活動法人ユースコミュニティー。子どもたちや保護者との面談でその子の特性をきちんと理解することから始め、子どもたち一人ひとりにあわせて寄り添いながら支援し、苦手や困難を克服するサポートをしています。
設立から3年、本法人では、現在、事業拡大に向けて学習支援スタッフを募集中です。ポジションは、「即戦力の教育長」と1~2年かけて育成する「教育長見習い」。それぞれ教室業務責任者として、大学生講師スタッフとコミュニケーションを取りながら、保護者面談・ソーシャルワーク、トラブル発生時の対応などの業務を行います。
基本的にルーティンワークではなく、自発的に計画を立て、実行していくことが求められるという現場で、教育長には、子どもたちや保護者、大学生たちのよき理解者、相談相手になることも期待されています。
ボランティアスタッフや地域の人たち、また行政など幅の広い人たちとつながりを丁寧に築ける現場でもあり、新しい学習支援の仕組みを実現させるチャンスも。勉強を教えることを通して、子どもを取り巻く環境を良くしたいという方にとっては大きなやりがいを感じられる求人となっています。お見逃しなく!
子どもたちにとって夢と希望ある社会づくりを。「社会の子育て」の仕組みを支える仲間募集!
オススメ求人その3は、特定非営利活動法人ブリッジフォースマイル(東京都)です。
児童養護施設の子どもたちは18歳になると退所し、自立を迫られます。そんな彼ら、彼女らが「巣立つ前」から「巣立った後」まで、継続的にサポートし、自立を支援する活動を行っているのが特定非営利活動法人ブリッジフォースマイルです。
本法人では、今、「管理部・事務担当」「寄付者管理」「若者支援スタッフ」「企業営業スタッフ」など複数のポジションで人材を募集中です。設立13年を迎え、新しく生まれ変わろうとしているブリッジフォースマイル、次の10年に向けてよりチャレンジングに活動を推進するための求人です。
簡単ではない仕事だからこそ、応募条件として「社会問題解決への意欲」「コミュニケーション力」など必須項目がいくつかあります。でもこれらさえクリアできれば、異業種経験を含めた自分のスキルが大きく活かせる可能性大です。
本法人が目指す、「子どもたちがどんな環境で生まれ育っても、夢と希望を持って笑顔で暮らせる社会」づくり。共に支えてくださる方からのご応募をお待ちしています。
遺児の教育支援を通して世界を変えるスタッフを募集!
オススメ求人その4は、あしなが育英会(アフリカまたは兵庫県)です。
親の病気や震災、自死などで遺児となった子どもたちを支え続けているあしなが育英会。国内だけでなく、2002年以降は、ウガンダを中心とするアフリカ遺児の初等教育と高等教育の支援も行っています。
今回の募集では、勤務地はアフリカのウガンダ、または兵庫県神戸市となっています。ウガンダでは、海外事業「アフリカ遺児高等教育支援100構想」を推進するための業務として、会計業務や学生監督業務、広報業務などに携わります。こちらは欧米やアジアなど世界各国からスタッフが集まるため、彼らから良い刺激を受けることが多いことも特徴。
神戸市では、子どもたちのための施設「神戸レインボーハウス」で、総務全般に関わっていただきます。こちらは十数人ほどの小規模な職場で、明るく前向きな雰囲気の中、子どもたちや大学生と向き合っているとのこと。
いずれも国際色豊かな環境で、スタッフが協力しながら、子どもたちや学生たちの成長を見守り、支えているところが共通点。あしなが育英会では、「日本国内外の全ての子どもたちに高等教育の機会を与え、遺児には物心両面のケアをしながら、志高く生きていくよう支援すること」を目的にしています。
こうした本法人のもとで子どもたちに役に立つ仕事がしたい、新しいことに挑戦して自分を成長させたい、そんな思いを抱いた方、ぜひご応募を!
復興から次のまちづくりへ。若者の挑戦を応援するコーディネーター募集!
オススメ求人その5は、一般社団法人まるオフィス(宮城県)です。
一般社団法人まるオフィスは、「地域に自分ゴトを」をスローガンに、2015年、宮城県気仙沼市にて事業を開始した法人です。
東日本大震災によって、甚大な被害を受けた宮城県気仙沼市。まるオフィスでは、「気仙沼市担い手育成支援事業」として、気仙沼に暮らす20代~30代を対象に、さまざまな交流や学びの機会を作り、若者たちのチャレンジを支えてきました。
これまでで500人以上にプログラムを提供し、その中から具体的なプロジェクトとして30件以上の新しい活動が生まれ、新たに創業する人も出始めています。
今回の求人は、この「気仙沼市担い手育成支援事業」を加速させ、次のフェーズへ進むための人材募集となります。目指すのは、まちづくりの次の担い手や、新規事業を立ち上げる人たちの挑戦が続いていくことを通して、気仙沼がより元気になっていくこと。
仕事内容は、地域実践塾「ぬま大学」の企画・運営をはじめ、人と人、人と場や機会をつなぐことなど。自身も人が育つための仕組みづくり、企画力、観点が身に付くなど実践的になっています。さらに、チャレンジャーたちの伴走者として、「ひとの変化の成長に、真正面から向き合う」、伴走型コーディネーターとしてのスキルが身に付くとのこと。
受講生との対話をとても大切にしている本法人でのコーディネーター。人と関わりながらまちを元気にしていく。そんな仕事に挑戦してみませんか?
DRIVEキャリアは、ソーシャル・NPO・ベンチャー・スタートアップの求人情報を紹介する「世界を変える、未来を創る仕事に出会う求人サイト」です。条件面だけではなく、「働く人の思い」と「仕事のやりがい」そして「組織の目指すビジョン」を丁寧に紹介しています。運営者のNPO法人ETIC.(エティック)は、社会の未来をつくる人を育むNPO法人です。