子育て・育児

他の子も同じ?「イヤイヤ期」の子どもの特徴や種類とは?-あらゆる一日の生活場面でイヤイヤ!イヤイヤ期がないのも不安!

泣いている女の子

「魔の2歳児」とも言われ、2才児前後の子どもに見られる第一次反抗期・イヤイヤ期。成長の過程で自己主張が強くなり、親の言うことにはなんでも「イヤ!イヤ!」となる時期です。幼児期の子育ての一つの壁として、どのように対応して良いか悩んでいる親も少なくありません。

4月22日に、ヤフー株式会社が提供する事業者向けデータソリューションサービス(以下、ヤフー・データソリューション)は、2021年の1年間の検索データから子どもの「イヤイヤ期」の悩みを分析したレポートを公開しました。

「イヤイヤ期」の子どもの行動と親の悩み


(図表:ヤフー・データソリューション)

上記の図表から「イヤイヤ期」の子どもがどのような行動をとり、親がどのような悩みを抱えているのかがわかります。「イヤイヤ期」の特徴としては、「癇癪」「泣き叫ぶ」「泣き止まない」「物を投げる」などの行動が多いことを示しています。

あらゆる1日の生活場面で、そのような行動が取っていることが推察されますが、特に食事に関する場面で「なかなか食べない」などの悩みを感じている親が多いこともわかります。また、夜の就寝時間に寝ないことや、夜泣きについても悩んでいる親が多いようです。

一方で、「イヤイヤ期」の特徴が見られない子どもについて、成長や発達を不安視している親が多いこともわかります。子育てをする中で、メディアでも「イヤイヤ期」に関する情報をよく取り上げていますが、子どもにイヤイヤ行動が見られないという家庭も一定数いることもわかります。

「イヤイヤ期」の対応方法を考えている時間帯

ヤフー・データソリューションでは、親が「イヤイヤ期」の対応方法について、検索している時間帯についても分析をしています。

(図表:ヤフー・データソリューション)

上記の表は、「イヤイヤ期 対応」の検索時間帯を「子育て 疲れた」「仕事 行きたくない」と比較したものです。

「イヤイヤ期 対応」については、お昼の12時・13時の時間帯と夜21時前後に多く検索されていることがわかります。「子育て 疲れた」がよく検索されている時間帯とは重なるものの、「仕事 行きたくない」がよく検索されている朝にはあまり検索されていません。少し落ち着いた昼や夜に、子どものイヤイヤ行動について、どのように対応するのが良いか考えていることを示しています。

ヤフー・データソリューションのデータアナリストは、日々の慌ただしい生活の中で冷静にどのような関わり方が望ましいか考えることは難しく、親御さんが悩みから離れて一息つける環境をどう用意できるかどうかが大切ではないかと述べています。

<参照記事>
ヤフー・データソリューション:検索データから子どもの「イヤイヤ期」の悩みを分析したレポートを公開

Author:Eduwell Journal 編集部
本記事は、岩切準が担当。Eduwell Journalでは、子どもや若者の支援に関する様々な情報を毎月ご紹介しています。子どもや若者の支援に関する教育や福祉などの各分野の実践家・専門家が記者となり、それぞれの現場から見えるリアルな状況や専門的な知見をお伝えしています。
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