投稿記事の一覧

こども食堂

「子どもの貧困」の支援者が抱える3つの悩み-本当に届けたい子ども、地域の連携、資金調達の違和感

「子どもの貧困」という課題についての認知が少しずつ進み、2019年には「子どもの貧困対策法」の大綱見直しが控えています。一方で、「子どもの貧困」という言葉が広がった今だからこそ、社会の反応や支援者が語るその言葉に疑問を持つことがあります。本記事では、支援者の多くが抱えている悩みと、より深く考えていくための問いを投げかけたいと思います。
ひとり親

婚姻歴のないひとり親にも寡婦控除の適用を-生きづらさを抱える未婚・非婚の母と子どもたちを支える

みなさんは「寡婦控除」という言葉をご存知ですか?「寡婦」とは、「夫に死に別れて再婚しないでいる女性」のことで、対象者は税金の負担が軽くなる仕組みになっています。現在では、離婚母子や扶養家族のいない死別の寡婦にも対象が拡大されていますが、婚姻歴のない未婚・非婚の母子家庭や父子家庭には、適用されません。本記事では、寡婦控除の現状について、詳しく述べていきます。
児童虐待・マルトリートメント

虐待を受けた子どもの心のケアに取り組む(後編)-五感を使って全身で森と遊ぶ「5センス・プロジェクト」

2018年10月11日に「タイガーマスク基金」が主催する勉強会が開催されました。テーマは「虐待を受けた子どもの心のケア~豊かな自然で子どもたちの笑顔を取り戻す~」です。本記事では、「5センス・プロジェクト」という森で過ごすプログラムを通じて、子どもの心のケアを行っている取り組みをご紹介します。「一般財団法人C.Wニコル・アファンの森財団」事務局長の野口氏の発表をお伝えします。
多文化共生

外国人労働者の急増する中で、放置される子ども達の教育問題-日本語がわからないと機能しないセーフティネット

現在、日本国内には250万人を超える定住外国人が暮らしています。臨時国会では「外国人労働者受け入れ拡大」を巡って議論が紛糾しており、今後さらに外国人労働者が急増する可能性があります。しかし、定住外国人の方々に対する生活支援や日本語教育などは自治体によってかなり差があり、特に子どもたちの教育に関しては様々な課題があると言われています。
高校中退

高校中退後に就職して働きたいと考えているアナタへ-高校中退者が採用され難い理由と就職活動の留意点とは?

高校を中退してしまった場合、就職をしたいと思ってもなかなか就職できない現状があります。なぜ、高校中退後の就職が難しいのか、それには理由がありました。企業側の目線も踏まえながら、ポイントを押さえながら就職活動をすれば、就職できる可能性は十分にあります。本記事では、高校中退者の就職活動のポイントについてお伝えしていきます。
児童虐待・マルトリートメント

虐待を受けた子どもの心のケアに取り組む(前編)-御蔵島でイルカと一緒に過ごす「ドルフィンプレイ」

2018年10月11日に「タイガーマスク基金」が主催する勉強会が開催されました。テーマは「虐待を受けた子どもの心のケア~豊かな自然で子どもたちの笑顔を取り戻す~」です。今回の記事では「ドルフィンプレイ」というプログラムを通じて、子どもの心のケアを行っている取り組みをご紹介します。「ドルフィンプレイ御蔵島」を主催している「NPO法人CROP-MINOR」理事長の中山氏の発表をお伝えします。
シチズンシップ教育

若者の投票率80%超のスウェーデンが行う模擬選挙とは?(後編)-学校で政治的なイベントを推奨!生徒の抗議活動も民主主義の一つ

選挙の時期になると毎回、日本の若者の投票率の低さが話題となります。世界から見てもそれは顕著で、社会参加の意識の低さが現れていると言っても過言ではありません。政治に対しての関心を高めていくことは重要な課題ですが、そのヒントを得られるのがスウェーデンで行っている「模擬選挙」という取り組みです。スウェーデンの学生に、引き続きお話を伺っていきました。
性教育・性の健康

緊急避妊薬・アフターピルが購入し難い日本の現状を変えるべき!-「思いがけない妊娠」を防ぐことで女性の健康や人生を守る

日本の現状の教育システムの中では、性に関しての正しい知識や情報を得る機会が少なく、「思いがけない妊娠」をしてしまうケースがあります。性や子どもを産むことに関わるすべてにおいて、本人の意思が尊重され、自分にあった選択肢にアクセスできることは、当然の権利です。日本の避妊の現状がどうなっているのか、本記事を通してご紹介していきます。
初等教育

学力の問題は、大阪の子どもの抱える問題の氷山の一角-今、大阪市の現役小学校教諭が伝えたいこと

2018年8月、大阪市の吉村市長は、「学力テストの結果を校長や教員のボーナス、学校予算に反映させる制度の導入を目指す」という方針をメディアに語りました。これは、大阪市が政令指定都市の中で学力が最下位という結果を受けてのものです。教育や福祉に関する専門家はもちろん、学校現場からも多くの疑問の声が挙がっています。大阪市で実際に教諭として働く方にインタビューを行いました。
就職・就労

時代遅れの高卒就職・採用を次世代型にアップデートせよ!-高卒から真のプロに育てるために必要な3つのこと

「子どもの貧困」問題の認知が進み、その対策としての学習支援事業は、全国に広がりを見せるようになった一方、「大学に進学しないと貧困から脱出できない」という論まで散見されるようになりました。以前の記事では、「高卒プロフェッショナルキャリア」という新しい考え方をご紹介しましたが、この「高卒プロキャリア」を実現していくためには、高校教育において改善すべきポイントがいくつかあります。