投稿記事の一覧

学校教員

広がらない学校教員の社会人採用・中途採用の現状-「学校」しか知らない先生ばかりで良いのか?

民間企業において「転職」は、自分のキャリアを形成していく上の一つの選択肢として、珍しいことではなくなっています。一方学校教育の中では、そのまま退職まで勤め上げる、という働き方が、まだ一般的である現状があります。「学校」しか知らない先生ばかりであることが、子どもにとって良いことなのでしょうか。「社会人採用」についてその現状や課題がどうなっているのか、お伝えしていきます。
自然体験

子どもの体験は、誰が担っていくべきなのか?-家庭の負担頼みで、長期休みや連休に広がる体験格差

学校の休業日を分散化する「キッズウィーク」が2018年度からスタートします。この政策は、元々は消費の活性化策・休暇改革の一環として考案されたものですが、文部科学省としては、分散化する休業日を「体験的活動等休業日」とし、家庭や地域における体験的な学習活動の実施と充実を図ろうとしています。「家庭、学校、地域の連携」と言う以上に、もう一歩踏み込んだ仕組みづくりが急務となっています。
学習支援

無料塾の目標・成果を「学力向上」や「高校進学」にするな!-「社会的自立」を阻害する高校以降の三大リスクとは?

経済的な困難を抱える子どもに対しての支援の一つに「無料塾」があます。支援の輪が広がってきたことは大きな前進と言えますが、本来の目的からずれた状態で運営されている無料塾も存在します。「学力向上」や「高校進学」など、目先の成果を追い求めることで、「貧困からの脱出」という本来の目的を達成しかねないことにもつながります。「無料塾」がどうあるべきなのか、本記事を通して考えていきます。
性教育・性の健康

世界の性教育の最先端スタンダードとは?-今注目が集まる「セクシュアリティ教育」の3つのポイント

「性教育」を行うことが「子どもたちを刺激してしまうのでは?」という誤解も多く存在します。しかし「性教育」で正しい知識や情報提供し、性について正しく理解させていくことは極めて重要です。また、「性教育」は、近年「セクシュアリティ教育」という概念に変化してきており、性を様々な面から捉えて教育を行っていくことは不可欠であると言えます。
初等教育

子どもの「スタディ・ライフ・バランス」も推進せよ!-勉強の効率化と「教育=学校」からの脱却で次の学びへ

2018年から創設される「キッズウィーク」。有給休暇がうまく取れずに、結局子どもの預け先を探さなければいけない状況も発生するのではという懸念もあります。子どもからすると長い夏休みの一部が削られ、キッズウィークの期間もどこかに預けられ、という状況は本末転倒です。子どもにとっての余暇の時間を削ることなく、充実させていくためにはどうしたらよいのか、本記事の中で考えていきます。
悩み相談

誰にも言えない悩みを抱えた10代のための支援情報サイト 「Mex(ミークス)」全国版がオープン!

虐待や育児放棄など深刻な状況に置かれている子どもたちは、支援を受けたくても情報が得られなかったり、膨大な情報の中から適切な情報を得ていくことが困難であると言えます。そんな子どもたちを、適切な支援機関とつなげていくためのサイトとして開設された「Mex」が、全国版としてリニューアルオープンされました。この「Mex」が担っている役割と、今後の課題について、考えていきたいと思います。
多文化共生

子育てに行き詰まる外国人保護者の苦悩-増加し続ける外国にルーツを持つ乳幼児!遅れる子育て環境の整備

日本で暮らす外国人の方の数は年々増加し、外国にルーツを持つ乳幼児の数は、ここ5年間で17000人も増えています。言語が理解できず、情報を正確に得られないまま子育てを行う中で、様々な問題も起こっています。年々増加している外国人の方々が日本で安心、安全に暮らしていくためには、どのような対策が必要なのでしょうか?本記事を通して、ご紹介していきます。
児童虐待・マルトリートメント

虐待する親を否定しない支援。親を責めたいわけじゃないけど、避難したかった。-作家・田村真菜さんインタビュー(後編)

10歳の時に母と妹と野宿の旅に出た体験をもとに描かれた、ノンフィクション・ノベル「家出ファミリー」が晶文社より出版されました。この本を上梓した田村真菜さんは、ニュース編集やNPO勤務、起業などの経験を経て、現在は作家・セラピストとして活動されています。今回の記事では、虐待されていた時の心情や親への気持ち、「支援される」ということに対しての違和感などを語っていただいています。
キャリア教育・社会体験

子どもや生徒が「芸能人や作家・漫画家になりたい」と言い出したらどうする?-反対するよりチャレンジさせた方が良い3つの理由

皆さんの子どもの時の将来の夢は何でしたか?「芸能人」「漫画家」など、今の仕事とは違う夢を描いていた人も多いのではないでしょうか。その職業に就かなかった理由は人それぞれだと思いますが、周囲の反対にあって諦めてしまった、という方もいるのではないかと思います。もし、自分の周りにいる子どもが同じような将来の夢を語った時に、「無理だよ」と頭ごなしに否定することはおすすめできません。
少年犯罪

思春期・反抗期の子どもとの接し方で注意したいこと-非行少年・少女と面接する保護司が大切にしている4つのこと

「保護司」とは、罪を犯してしまった少年たちと関わり、更生を助ける活動をしている人たちのことを指します。保護観察処分が決まった少年や、少年院に送致された少年と関わり、面接を行う中で対話をしていきます。保護司が大切にしている4つの関わり方とはどのようなものなのでしょうか?思春期や反抗期の子どもと接する時にも、非常に参考になる関わり方です。