国内に関する記事

高校中退

夜の世界で働く若者のための学習支援サービスとは?-高校中退から高卒認定を取得し、将来の選択肢を広げる

「高校中退」という学歴では、就ける仕事が限られており、建設現場や水商売の仕事で稼ぐしかないという人も少なくありません。「高卒認定」を取りたい気持ちはありつつも、どうやって勉強したらいいかわからず、前に進めない場合が多いのが現状です。そんな人たちを支援しようと、関西の一般社団法人が、夜のお店で勉強会を行う取り組みを始めました。どのような価値をもつ機会となったのでしょうか?
保育・幼児教育

元幼稚園教諭が教える!子どもが主役の幼稚園の選び方のポイント①-幼児教育で重要な「自由遊び」の時間

幼稚園を選ぶ時に、何を基準に選びますか?給食か弁当か、バスか徒歩かなど「利便性」で選ぶことはよくあると思います。しかし、その選び方は、本当に子どもが主役になっているのでしょうか。子どもにとって幼児期は、生涯の人格形成につながる大事な期間です。本記事では、子どもの成長発達の視点から考えた時の幼稚園選びのポイントを紹介していきます。
放課後

世界の放課後から日本の放課後を考える(後編)-遊びの中で学ぶことを大切にしているフィンランド

前回はアメリカとカナダの放課後を紹介していきましたが、今回はフィンランドの放課後を見ていきます。日本の放課後と言えば、宿題や部活などの「やるべきこと」に追われ、子どもたちの自由な時間を確保しにくい現状があります。フィンランドは「学力が世界一」と、注目されることが多い国ですが「子どもは遊ぶのが仕事」という考え方のもとのびのびと遊ぶ時間も大事にしているようです。
児童館

次々と児童館の廃止・再編が検討される理由-児童館は単なる子どもの「無料室内娯楽・余暇施設」なのか?

児童館は、子どもだけでも行ける無料の遊び場というイメージをお持ちの方が多いと思いますが、児童福祉法に基づく「児童厚生施設」です。都道府県や市区町村の設置は任意でありますが、本来は児童の福祉を支えるための施設として機能すべき場所です。しかし現在、児童館の廃止や再編が検討されている地域が増えており、「児童館」が地域から消えてしまう日もそう遠くないかもしれません。
こども食堂

「こども食堂」は子どものために地域が立ち上がる「支援」の出発点!-「いしのまきこども食堂フォーラム」実施報告

2016年10月、「いしのまきこども食堂フォーラム」が開催されました。このフォーラムは、「ていざん子ども食堂」の主催によるものです。「ていざん子ども食堂」は石巻において地域住民、学校、社会福祉協議会、NPOの4者が連携しながら運営されており、全国的にも非常にユニークなモデルとなっています。子どもの声に耳を傾けながら、「こども食堂」のもつ価値について考えていきます。
子育て・育児

子どものイヤイヤ期に寄り添うために、トコトン大切にしたい4つのこと-その場しのぎにならない接し方を考える

2歳ごろから始まる「イヤイヤ期」。自己主張ができるようになった証ではあるものの、「どう関わったらいいかわからない」と悩む保護者の方は多いと思います。絶対的な解決法は存在しませんが、考え方を知っておくだけで、「イヤイヤ期」を「成長の機会」と捉えながら、ゆとりをもって関わることができるかもしれません。幼稚園主事やファシリテーターとして活躍する筆者がお伝えします。
放課後

世界の放課後から日本の放課後を考える(前編)-個を優先するアメリカとコミュニティの中で過ごすカナダ

誰しもが経験したことがある「放課後」。子どもたちが自由に使うことができる時間ですが、学校の宿題や塾、習い事に追われてしまい、疲弊してしまっている現状があることも確かです。他国にも「放課後」という時間は存在しますが、その時間のあり方や大切にしていることは、国によって違うようです。アメリカとカナダの放課後の過ごし方を見ていきながら、日本の放課後について考えていきます。
少年犯罪

罪を犯した非行少年・少女の更生を支えるボランティアとは?-高齢化と新たな担い手の不足で減少する保護司

少年・少女が罪を犯した後の処分として「保護観察処分」というものがあります。「保護観察官」や「保護司」の指導や監督を受けながら、日常生活の中で更正を目指していきますが、「保護司」の不足が深刻化しています。「保護司」はボランティアであるため、担い手の確保が非常に難しい側面があります。「保護司」の現状と、罪を犯した少年・少女の、これからの更生保護の在り方を考えていきます。
多文化共生

日本で暮らす外国にルーツを持つ子どもが苦しんでいること-教育支援の地域間格差。言葉の壁から不登校や進学困難に

「親の両方またはいずれか片方が外国出身者である」子どもたちを「外国にルーツを持つ子ども」と呼ぶことがあります。日本語がわからない子どもたちは全国に3万人以上在籍し、そのうち2割は支援を受けられていない現状があります。一方、日本で生まれ育ち、日本語も話すことができるのに、外見が違うことでいじめや差別に晒されることもあります。外国にルーツを持つ子どもたちの現状と課題をお伝えしていきます。
こども食堂

「こども食堂」の定義論争こそ当事者不在の「おとなの都合」-子どもにとって定義よりも重要なこととは?

「子ども食堂」は現在全国に約300か所存在していると言われます。急速に広まる子ども食堂に対して、「本当に子ども食堂なの?」と、その定義を問うような議論も起こっています。しかし、そのような議論に「子ども」は登場しません。子どものための食堂であるにも関わらず、「子ども」を抜きにしてその定義を議論することは、本当に意味があることなのでしょうか?