岩切準

児童館

次々と児童館の廃止・再編が検討される理由-児童館は単なる子どもの「無料室内娯楽・余暇施設」なのか?

児童館は、子どもだけでも行ける無料の遊び場というイメージをお持ちの方が多いと思いますが、児童福祉法に基づく「児童厚生施設」です。都道府県や市区町村の設置は任意でありますが、本来は児童の福祉を支えるための施設として機能すべき場所です。しかし現在、児童館の廃止や再編が検討されている地域が増えており、「児童館」が地域から消えてしまう日もそう遠くないかもしれません。
少年犯罪

罪を犯した非行少年・少女の更生を支えるボランティアとは?-高齢化と新たな担い手の不足で減少する保護司

少年・少女が罪を犯した後の処分として「保護観察処分」というものがあります。「保護観察官」や「保護司」の指導や監督を受けながら、日常生活の中で更正を目指していきますが、「保護司」の不足が深刻化しています。「保護司」はボランティアであるため、担い手の確保が非常に難しい側面があります。「保護司」の現状と、罪を犯した少年・少女の、これからの更生保護の在り方を考えていきます。
就職・就労

様々な理由から働くことにつまずいた若者の就職を支援する-企業とNPOが連携し、若者の再チャレンジを支える

正規雇用を目指しながら、何らかの理由で就業機会が得られない18歳~34歳の若者に対して「BizAcademy」という就労支援プログラムが実施されました。これは「セールスフォース・ドットコム」が様々なNPOと連携しながら行ってきたプログラムです。どのようなつまづきを抱えた若者が参加しているのか、それに対してどのようなプログラムが実施されたのか、本記事を通して見ていきます。
イベント・プログラム

【イベント】公開シンポジウム「子どもの貧困と『食』格差:政策は何ができるか」12月14日に東京・日比谷で開催!

「子どもの貧困」により、子どもたちの「食」が脅かされています。「子ども食堂」の取り組みからもそれは明らかですが、一方どれほどまでに格差が広がってきているのかは、これまで明らかになってきていませんでした。食に関する格差の実態と、それに対して、国や自治体、学校給食などは、どのような支援を行っていくべきなのか、シンポジウムを通して考えていきたいと思います。
学校教員

「やりがい」だけの教育・学習支援業から脱却できるか?-以前よりも労働時間が増加し、疲労蓄積度も高水準

近年の国際調査から、「日本の先生は働きすぎ」という実態が徐々に明らかになってきています。「忙しいのは先生だけじゃない」という声も聞こえてきますが、様々な調査から、教育・学習支援業界は、労働時間が長いだけではなく、疲労蓄積度も高いことが分かってきています。教員の仕事の職務内容は多岐に渡りますが、「やりがいが大きい」という言葉だけで、済ませていていいのでしょうか。
就職・就労

ニートやフリーター、ブランクのある若者の就職活動対策-20代・30代の壁!正社員を目指してまずやるべきこと

「29歳」「34歳」という年齢は、就職にブランクのある若者にとっては重要な年齢となります。この年齢を超えてしまうと、一気に就職活動がしにくくなってしまうことも少なくありません。しかしポイントを押さえれば、正社員になることができる可能性も決してゼロではありません。正社員を目指している人がまずやるべきことを、この記事でお伝えしていきます。
イベント・プログラム

【参加者募集】正社員を目指すニートやフリーター、既卒者のための就職支援プログラム「BizAcademy2016」

就労支援プログラム「BizAcademy」の参加者を募集しています。本プログラムの中で、ITに関する専門的な知識や技術についての研修や、履歴書の書き方や面接対策などを行い、正規就業へとつなげられるようにしていきます。学歴や就職歴は不問です。正規就業を目指しているがなかなかうまくいかないと感じている方、若者の就職支援に興味のある方や支援を行っている方は必見の記事です。
中等教育

長時間の部活動が子ども達から奪っている2つの機会-部活動ばかりの放課後が価値観や視野を狭めている

「一つの物事をやり遂げる」「仲間とのつながりができる」など、部活動を通して得られることや学びはあります。しかし、「部活に入るのは当たり前」のような雰囲気の中で、部活動への参加が半ば強制的になっている状況も少なくありません。放課後や長期休みなどの学校外の大半の時間を部活動に費やしている状況が、多様な価値観を身に着ける必要がある中学、高校時代において本当にベストなのでしょうか?
イベント・プログラム

【イベント】第1回若者自殺対策全国ネットワークフォーラム「若者の自殺に対して私たちは何ができるのか!?」

15歳から39歳までの死因の第一位は「自殺」であり、日本の若者の自殺の現状は、諸外国と比べてもかなり深刻な状況です。若者の自殺の問題をこのままにしていていいのでしょうか?本人が自殺という選択肢を考える前に、私たちができることはないのでしょうか?若者の自殺問題に共同して取り組む「若者自殺対策全国ネットワーク」が開催するフォーラムのお知らせです。
中等教育

日本の2020年「大学入試改革」はどうなるのか?③-「選別のためのテスト」から「育成のためのテスト」へ

変わりゆく社会の中、新しい時代に対応できる人材を育成するためには、従来の「テスト」の考え方や方法を変える必要があります。しかし、多くは採点の利便性など選抜する側の都合で、テストの実施方法をなかなか変えることができません。テストは何のために行うのか、世界の流れから見た時に、テストはどのように変化していくべきなのか、根本的な発想の転換が求められているのかもしれません。