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【イベント】東日本大震災が“始まってから”三年。被災地の子どもの今。-問題が複雑化・深刻化していく子ども達をどう支援するか?

【イベント】東日本大震災が“始まってから”三年。被災地の子どもの今。

●不登校や引きこもり、児童虐待、子どもの貧困と山積し続ける課題
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【ウェブマガジン「ひみつ基地」会議 Vol.3】

東日本大震災が”始まってから”三年。被災地の子どもの今。
-問題が複雑化・深刻化していく子ども達をどう支援するか?

<登壇者>
今井悠介 氏(公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン代表理事)
門馬優 氏(TEDIC代表/石巻専修大学共創研究センター特別研究員)
岩切準(NPO法人夢職人代表理事・「ひみつ基地」編集長)

2014年3月4日(火)19時~21時@築地社会教育会館
produced by ひみつ基地
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2014年3月11日で東日本大震災が発生してから三年が経ちます。
こういう言い方は、どこか第三者的な見方の言葉なのかもしれません。
最前線で被災した子ども達と向き合う学校の校長先生はこう言いました。

「震災が起きた日が3月11日ではなく、震災が始まった日が3月11日だ」

確かに一部を除いては震災直後の映像に出てくるような瓦礫はなくなり、
進捗に差はあるものの町は、段々と復興に向けて歩みを進めています。
しかしながら、一見しただけではわかりにくい子ども達の問題は、
時間が経つごとに複雑化・深刻化していることが明らかになっています。
震災による直接的な被害だけでなく、多様な間接的な被害を被り、
震災前に比べて生活や学習環境が一変した子は数多くいます。

宮城県では、2012年度に中学校で不登校になった生徒の割合が全国で
最も高くなり、学校現場では先生たちの試行錯誤が続いています。
一方で先生方も被災者であり、大きなストレスを抱えています。

また、東日本大震災当時に保育園児だった子どもへの調査で、
暴力や引きこもりなどの問題行動があり、精神的問題に
関する医療的なケアが必要な子が4人に1人(約25%)に
達していることが厚生労働省研究班で明らかになっています。

震災がきっかけで様々な支援を受けて大きな成長を遂げている
子どもがいる一方で、今もなおその影響を受け続けている
子ども達もおり、早期の対応が必要となっています。

今回のウェブマガジン「ひみつ基地」会議(Vol.3)では、実際に
被災地の子ども達の支援に取り組む若き二人の実践者をお招きします。

塾・予備校・習い事などの学校外の教育サービスに利用できる
バウチャー(クーポン)を被災した子どもたちに無償で提供し、
大学生ボランティアが学習や進路の相談に応じてサポートしている
公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン代表理事の今井悠介氏

ご自身も宮城県石巻市出身で震災後にすぐに宮城へ戻り支援に携わり、
被災地等で「学習・居場所支援」を中心とした子どもへの支援をしている
TEDIC代表/石巻専修大学共創研究センター特別研究員の門馬優氏氏

被災地の子どもの現状について、二人からその実情を伺い、
これからどのような取り組みが必要なのか議論します。

立場や役割を越えて、子どもや若者達のことを想う
たくさんの方々のお越しをお待ちしています。

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┃■ セミナー概要
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◆日時:2014年3月4日(火) 19:00~21:00
※18時30分より開場・受付開始

◆場所:築地社会教育会館
・都営浅草線/東京メトロ日比谷線「東銀座」駅より徒歩5分
・都営大江戸線「築地市場」駅より徒歩5分
・JR山手線/JR京浜東北線「新橋」「有楽町」駅より徒歩15分

◆定員:先着30名程度
※定員となり次第、締切とさせていただきますのでご了承下さい

◆対象:
・被災地の子どもの現状を興味関心をお持ちの方
・東日本大震災に関する支援をご検討されている方
・教育や福祉など子どもや若者に関するご職業の方、目指されている方
・NPO/NGOやソーシャルビジネスなどに興味関心をお持ちの方
・これから子ども・若者支援分野でのご支援・CSRをお考えの方 など

◆参加費:2,000円

※ウェブマガジン「ひみつ基地」読者登録者は参加費無料!!

本マガジンでは、実際に子どもや若者の支援に携わっている
専門・実務家が記事を執筆しており、現場のリアルな状況や
ノウハウをご紹介しています。現在は、高等教育、自然体験、
子どもの貧困問題、キャリア教育、児童養護、コーチング、
発達障がいなどの専門家が参加し、毎月発行をしています。

※申込後も締切日までに読者登録いただければ無料になります。
読者登録と本イベントの申込フォームの内容を照合いたします。

◆プログラム:

18:30 開場・受付開始

19:00 セミナー開始

東日本大震災が”始まってから”三年。被災地の子どもの今。
-問題が複雑化・深刻化していく子ども達をどう支援するか?

登壇者:
今井悠介 氏(公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン代表理事)
門馬優 氏(TEDIC代表/石巻専修大学共創研究センター特別研究員)

コーディネーター:
岩切準(NPO法人夢職人 代表理事・「ひみつ基地」編集長)

前半は、今井さん、門馬さんの実際の取り組みをご紹介いただき、
後半は、会場の皆さまにもご意見・ご質問をお寄せいただき、
皆さんと共に一緒に考えを深めていく場にしたいと思います。

21:00 閉会

閉会後は、直接、登壇者と直接お話いただけます。
講演中に感じた疑問点や不明な点などをご質問いただけます。

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┃■ 登壇者
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◆パネリスト①

今井悠介 氏(公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン代表理事)

<プロフィール>
1986年生まれ、神戸出身。小学2年生のときに阪神・淡路大震災を経験。
2005年に関西学院大学社会学部に入学。在学中、NPO法人ブレーン
ヒューマニティーにおいて不登校関連事業部代表を務める。
不登校の子どもの学習支援を行う大学生講師養成システムの構築や、
不登校の子どもを対象とした富士登山・海外ワークキャンプ事業等の
新規事業開発に携わる。

2009年、大学卒業後、株式会社日本公文教育研究会に入社。
同社池袋事務局に配属。直営学習教室の指導者や、
地区の教室コンサルタントを経験。学校外教育の現場に携わる中で、
子どもの持つ可能性の大きさと教育の地域・世帯間格差を知る。
2011年6月に一般社団法人チャンス・フォー・チルドレンを設立し、
代表理事に就任。2014年に内閣府より公益社団法人の認可を受ける。

◆パネリスト②

門馬優 氏(TEDIC代表/石巻専修大学共創研究センター特別研究員)

<プロフィール>
1989年生まれ、宮城県石巻市出身。早稲田大学大学院教職研究科修士課程卒。

震災後に任意団体TEDICを立ち上げ、石巻市教育委員会からの後援
を受けながら、主に「社会的つながりを失いそうな子どもたち」を
対象に石巻市内7拠点にて学習・居場所支援事業を展開。現在は、
宮城県石巻市の他、東京都江東区でも活動中。また同団体でのボラ
ンティア及びインターンシップが、石巻専修大学の卒業単位として
参入されている。

中・高等学校公民科・地理歴史科専修教員免許状、JVCA認定ボラン
ティアコーディネーション検定2級をもつ。

◆ コーディネーター

岩切準
(NPO法人夢職人代表理事・「ひみつ基地」編集長
公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン理事)

2004年に東京都東部エリアの江東区・江戸川区を中心に、
子どもや青少年を対象とした社会教育事業に取り組む「夢職人」を設立。
2005年より江東区内公立小学校の評議員を務める。
2008年にNPO法人化し、代表理事に就任。
これまでに300以上の社会教育プログラムに携わり、
のべ4,000人以上の子どもや若者の成長の支援を行なっている。

東日本大震災後には、避難所のリサーチ・アセスメントを行い、
特別な支援を必要する被災者と専門性の高いNPOをつなぐ
「被災者とNPOをつないで支える合同プロジェクト」(つなプロ)
宮城県南部・最北支部長を務めた。その後も首都圏での
「東日本大震災ボランティア合同説明会」を主催し、
原発事故の影響から子ども達を守る「ふくしまキッズ」の
被災児の支援にも携わっている。

2014年から経済的な理由によって学校外教育を十分に受けることが
出来ない子ども達に対して支援を行う公益社団法人
チャンス・フォー・チルドレンの理事に就任。

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┃■ 申込方法
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締切期限までに下記のメールフォームより必要事項を
ご記入のうえ、事前にお申込ください。

♪ 申し込みフォーム:

♪ 締 切 : 2月27日(木) 19:00まで

※参加申込後のキャンセルなどについては、事務局まで直接ご連絡下さい。

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【 主催/お問い合わせ先 】
NPO法人夢職人(担当:鈴木)
〒136-0071 東京都江東区亀戸6丁目54番5号 小川ビル2階
TEL/FAX : 03-5935-7302
E-mail : info@yumeshokunin.org

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Author:Eduwell Journal 編集部
本記事は、岩切準が担当。Eduwell Journalでは、子どもや若者の支援に関する様々な情報を毎月ご紹介しています。子どもや若者の支援に関する教育や福祉などの各分野の実践家・専門家が記者となり、それぞれの現場から見えるリアルな状況や専門的な知見をお伝えしています。
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