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経済的な困難を抱える子育て家庭に、食事や食品が購入できるクーポンを提供!-2023年度子どもの「食」応援クーポン利用家庭募集

食事をする子ども

首都圏の子どもや若者を対象とした社会教育や社会福祉に取り組んでいる認定NPO法人夢職人は、デジタル地域通貨事業を展開する株式会社フィノバレーと連携して行っている子どもの「食」応援クーポン事業(Table for Kids)の新規利用家庭の募集を2023年4月28日より開始しました。

対象は、ひとり親家庭や低所得家庭などの経済的な事情を抱えた子育て家庭(3歳~高校生)となっています。応募は、本支援のホームページからオンラインでの申し込みとなり、締切は5月25日13時までとなります。

本支援は、長引く物価高騰等による影響で、経済的に苦慮している子育て家庭に対して、協力加盟店の対象メニューや商品で利用できる無料のデジタルクーポン(ポイント形式)を提供するものです。デジタルクーポンは、スマートフォンのアプリを通じて利用可能で、一ヶ月につき家族分(子ども全員+保護者2名まで)× 約3食分を3ヶ月間に渡って提供されます。

協力加盟店は、現在、東京東部(江東区、墨田区、中央区、江戸川区、葛飾区)の37店舗(飲食店、弁当惣菜店、精米店、青果店、精肉店等)となっており、順次拡大予定としています。

子どもの「食」応援クーポン事業(Table for Kids)のアプリのイメージ
(デジタルクーポン・アプリのイメージ)

<概要・スケジュール>

◆対象・応募条件
次の①~⑤のすべての条件に当てはまる方を応募対象とします。

①2023年4月時点で満3歳~高校生(高等学校等に在籍)のお子様のいる世帯

②世帯の状況について、以下のア~ウのうち、いずれかに該当すること

ア.ひとり親世帯:有効期限内の「児童扶養手当証書」と「ひとり親家庭等医療証」
イ.住民税の所得割が非課税の世帯:住民税課税・非課税証明書(令和4年の所得基準・18歳以上の世帯全員分)
ウ.令和4年以降の収入が減少し、「住民税非課税相当水準以下」となった家計急変世帯:令和4年度住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金、令和4年度電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金、令和4年以降の住居確保給付金等の支給決定通知書

※審査の過程で住民票(世帯全員)と指定の公的証明書のコピーのご提出が必要となりますが、ご応募を頂く時点では不要です。
※ご家庭の状況に応じて、上記とは別の公的証書のコピーの提出を求める場合があります。

③QRコードの読み取りが可能なカメラ付きのスマートフォンを用意できること

④子どもの「食」応援クーポンの協力加盟店での日常的な利用ができること

⑤運営団体からのメールや電話等の連絡に応答できること(アンケート等への回答も含む)

※対象外となる方
・生活保護を受けている世帯
・現在、児童養護施設や里親のもとで生活している方
・現在、子どもの「食」応援クーポンを利用している世帯(すでに利用が終了している世帯は申込可能)

◆定員
40家庭(予定)

◆提供期間
3ヶ月間(2023年6月~8月予定)
※選考・審査等で提供開始時期が遅れる場合があります。
※クーポンは、月ごとに提供を行い、有効期限は翌月の指定日までとなります。
※ご寄付や助成金等の状況に応じて、提供期間を延長する場合があります。

◆提供内容
協力加盟店の対象メニューや商品で使用できるデジタルクーポンは、当法人とシステムパートナーの企業が開発・運用しているスマートフォンのアプリから利用ができます。スマートフォン決済・QRコード決済として支払いに利用できます。一ヶ月につき同居家族分(子ども全員+保護者上限2名まで)× 約3回分を3ヶ月間に渡って提供します。
※スマートフォンは、ご自身でご用意を頂く必要があります。
※保護者(大人)のみでの飲食・食事を目的としたクーポンの利用はできません。
※協力加盟店までの交通費はご自身のご負担となります。

◆利用できるお店・協力加盟店
現在、東京東部(江東区、墨田区、中央区、江戸川区、葛飾区)の37店舗(飲食店、弁当惣菜店、精米店、青果店、精肉店等)が協力加盟店として登録しています。協力加盟店は、順次拡大予定です。クーポンは、協力加盟店の対象メニューや商品で利用できます。

◆受付期間
2023年4月28日(金)正午12時~5月25日(木)13時
※先着順ではありません。

◆決定までの流れ
締切後に一次審査選考(申請内容の確認)と二次審査選考(公的証明書の確認)を行い、家庭の所得状況等を考慮し、内定者を決定します。結果は、可否に関わらず応募者全員に、2023年6月以降にメールまたは文書で通知します。

◆詳細・応募ページ

子どもの「食」応援クーポン事業・Table for Kids の流れ
(子どもの「食」応援クーポン事業・Table for Kids の流れ)

クーポンの発行は、行政や企業・団体からの助成金、個人や法人からの寄付金等をもとに行われています。本支援は2020年12月に開始し、今回で4回目の新規利用家庭の募集となります。これまで158家庭を支援し、のべ5,000回以上のクーポンの利用があったとしています。

夢職人では、今後も経済的な事情を抱えるに対する支援を拡大し、継続的に実施していく予定としており、「Table for Kids」のウェブサイトで寄付を募っています。

Author:Eduwell Journal 編集部
本記事は、岩切準が担当。Eduwell Journalでは、子どもや若者の支援に関する様々な情報を毎月ご紹介しています。子どもや若者の支援に関する教育や福祉などの各分野の実践家・専門家が記者となり、それぞれの現場から見えるリアルな状況や専門的な知見をお伝えしています。
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