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【イベント】「13歳からの男子の”性”を考える」シンポジウムを6/20立教大学にて開催!

【イベント】「13歳からの男子の"性"を考える」シンポジウムを6/20立教大学にて開催!

思春期を駆け抜ける子どもたちの「生の声」から各界の有識者が必要な解決策を探る

対話から学ぶ性の健康教育を広めるNPO法人ピルコンは、2015年6月20日(土)、思春期の男子の性をテーマとした『マンガでわかるオトコの子の「性 」』(NPO法人ピルコン 理事長 染矢明日香[著]・みすこそ[漫画]・村瀬幸浩[監修]、合同出版)の出版を記念し、立教大学21世紀社会デザイン研究科と共に、「13歳からの男子の”性”を考える」シンポジウムを開催いたします。

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注目が集まる思春期男子の性の課題と解決策を各界の専門家たちと紐解く!

昨今、インターネットや性的メディアの影響などを受け、思春期の性に関する課題が多角化しているといわれます。性経験のある男子高校生は約7人に1人の割合と低年齢化がすすむ(※1)一方で、「草食化」という言葉に象徴されるように、10代後半男性の34%が性に無関心もしくは嫌悪感を持っている(※2)という調査結果が報告されています。

学校や家庭では見えづらい思春期男子の性。本シンポジウムでは、当事者である思春期の子どもたちの声を聞くとともに、性教育の第一人者であり、男子の性への造詣が深い村瀬幸浩氏をはじめ、教育研究者、泌尿器科医、ジャーナリスト、教育や性に関わるNPOといった様々な分野の第一線で活躍する有識者を迎え、思春期男子とどう向き合っていくべきか意見交換を行います。是非、ご期待ください。
(※1) 2011年 日本性教育協会「若者の性」白書―第7回青少年の性行動全国調査報告―より
(※2) 2014年 一般社団法人日本家族計画協会 第7回 男女の生活と意識に関する調査より

「13歳からの男子の”性”を考える」シンポジウム開催概要

■プログラム:
開会ご挨拶:中村 陽一氏(立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科教授・法学部教授兼任、社会デザイン研究所所長)

【第1部】基調講演『男子を取り巻く性の現状と課題について』
村瀬 幸浩 氏(日本思春期学会名誉会員、”人間と性”教育研究協議会幹事)

【第2部】思春期の子どもたちに聞くこころ・からだ・性の悩み
染矢 明日香 氏(NPO法人ピルコン理事長)/ 13歳~18歳の子どもたち

【第3部】パネルディスカッション『これから必要な性の学びについて』
村瀬 幸浩 氏 / 染矢 明日香 氏 / 岩切 準 氏(特定非営利活動法人夢職人 代表理事) / 内田 洋介 氏(慈愛会今村病院泌尿器科医部長, 鹿児島大学非常勤講師) / 金子 由美子 氏(『季刊セクシュアリティ』編集長, 日本思春期学会理事, 公立中学校養護教諭)/ 渡辺 真由子 氏(メディアジャーナリスト) / コーディネーター:山口 いわお 氏(NPO法人JASH 日本性の健康協会代表、看護師、八千代市思春期保健ネットーワーク委員)

■日時:2015年6月20日(土)14:00~17:30(開場 13:30)

■場所:立教大学 池袋キャンパス 11号館3階 A301教室(東京都豊島区西池袋3-34-1)

■主催:立教大学 21世紀社会デザイン研究科  ■共催:立教大学 社会デザイン研究所

■協力:NPO法人ピルコン

■問合せ先:立教大学 21世紀社会デザイン研究科委員長室
TEL:03-3985-2181(月~金)11:00~18:00

■お申し込み:当日参加可・入場無料。下記サイトから参加事前お申し込み・メッセージの募集をしております。

■講師・パネリスト・コーディネーター経歴
村瀬 幸浩 氏(日本思春期学会名誉会員、”人間と性”教育研究協議会幹事)
高校で保健体育教員として25年間勤務。その後一橋大学等で講師を務めた。長年の教育経験を基に、思春期の子どもに対して正しい性知識と自分の身体を守る大切さを説き、子ども自らが性を学ぶ姿勢を促す。

染矢 明日香 氏(NPO法人ピルコン理事長)
慶應義塾大学在学中にピルコンを設立し、2013年NPO法人化。性教育・ライフプランニングプログラムやコンテンツの開発と普及を行う。大学生ボランティアを中心に身近な目線で性の健康を伝えるLILYプログラムでは、のべ2,000名以上の中高生に届け、思春期からの正しい性知識の向上と対等なパートナーシップの意識醸成に貢献している。

岩切 準 氏(特定非営利活動法人夢職人 理事長)
東洋大学大学院社会学研究科社会心理学専攻修士課程修了。2004年から東京都東部エリアを中心に、子どもや青少年を対象とした社会教育事業に取り組む。国内の「子どもの貧困」の問題に取り組む公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン理事。子どもと若者の成長を支えるウェブマガジン「ひみつ基地」編集長。

内田 洋介 氏(慈愛会今村病院泌尿器科医部長、鹿児島大学非常勤講師)
泌尿器科医の立場から地元高校生への性教育講演や、幼い男の子のお母さん達への「おちんちん講座」などを行う。所属学会は日本泌尿器科学会(専門医、指導医)、日本性機能学会(専門医)、日本性科学会(認定セックスセラピスト)、日本性感染症学会(認定医)、日本思春期学会、GID学会など。NPO法人JASH 日本性の健康協会会員。

金子 由美子 氏(『季刊セクシュアリティ』編集長、日本思春期学会理事、公立中学校養護教諭)
中学校の養護教諭として三十数年、保健室で思春期の生徒たちの「からだ・こころ・性」の成長を見守り、発達の支援を行う。現在”人間と性”教育研究協議会編集『季刊セクシュアリティ』の編集長を務め、現職の養護教諭だからこそのリアルを追求し、「子どもの性」の現実に焦点を当てた編集を心掛けている。

渡辺 真由子 氏(メディアジャーナリスト)
青少年の「性」や「ネットいじめ」、ジェンダー問題を15年以上にわたり取材し、メディア・リテラシーの観点から対応策を提言。豊富な取材経験に基づく、青少年心理の分析に定評。「人間の尊厳が重んじられる社会」の構築へ向け、著書の執筆や講演を精力的に行なう他、新聞連載・テレビのコメンテーターを多数務める。

山口 いわお 氏(NPO法人JASH 日本性の健康協会代表、看護師、八千代市思春期保健ネットーワーク委員)
自身・パートナーの不育症や産後クライシスの体験から日本の性のあり方に着目し、NPO法人JASH 日本性の健康協会を設立。教科書や統計では学べない「当事者の声」を発信し、明るく楽しくまじめに性について話せる社会の実現を目指す。講演会では自らの体験を交えつつ男子の性について伝えている。ふたりの男児の父。

Author:染矢明日香
NPO法人ピルコン理事長。慶應義塾大学環境情報学部卒業。民間企業のマーケティング職を経て、性の健康啓発を行うNPO法人「ピルコン」を2013年に起業・現職。若者向けのセクシュアルセミナーやイベントの企画・出展の他、中高生向け、保護者向けの性教育講演や性教育コンテンツの開発・普及を行う。大学生ボランティアを中心に身近な目線で性の健康を伝えるLILYプログラムをのべ200回以上、2万名以上の中高生に届け、思春期からの正しい性知識の向上と対等なパートナーシップの意識醸成に貢献している。
著書:マンガでわかるオトコの子の「性 」はじめてまなぶ「こころ」・「からだ」・「性」のだいじ ここからかるた
監修:10代の不安・悩みにこたえる「性」の本
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