児童虐待・マルトリートメント 虐待する親だけを一方的に責めたくない。親自身も悩み苦しんでいる。-作家・田村真菜さんインタビュー(前編) 10歳の時に母と妹と野宿の旅に出た体験をもとに描かれた、ノンフィクション・ノベル「家出ファミリー」が晶文社より出版されました。この本を上梓した田村真菜さんは、ニュース編集やNPO勤務、起業などの経験を経て、現在は作家・セラピストとして活動されています。12歳まで義務教育を受けず、虐待経験を抱える田村さん。自身の経験を著書にしようと至った経緯についてお話を伺いました。 2017.05.15 児童虐待・マルトリートメント
自然体験 遊びや自然の中にある「リスク」と「ハザード」-大人がむやみやたらに危険を取り除くことでなくなること 「リスク」は子ども自身が予見・予測可能、遊びの中で学びにつながる危険、「ハザード」は子ども自身に予見・予測が不可能で・困難で、遊びとは関係ない危険のことを指します。子どもが遊ぶイベントを実施する際、大きなケガや事故が起こらぬよう事前に対策を取ることは重要ですが、「リスク」と「ハザード」の違いを踏まえないままむやみに対策を講じると遊びから得る学びが失われる可能性があります。 2017.05.14 自然体験プレイワーク
特別支援 子どもたちにエビデンスに基づいた特別支援教育を!③-方法や手段ではなく、データと成果でつながるチーム作り 「応用行動分析学(ABA)」という心理学に基づく方法論で、特別支援教育に取り組んでいる「とくしま支援モデル」。データと成果に基づき、根拠を示した上で特別支援教育に取り組んでいる点は、正に先進的と言えます。前編・中編に引き続き、「とくしま支援モデル」の中核を担う徳島県立総合教育センター特別支援・相談課班長の田中清章先生に、インタビューを通して伺いました。 2017.05.13 特別支援発達障害
特別支援 子どもたちにエビデンスに基づいた特別支援教育を!④-全てのはじまりは、教員10人の小さな研究会だった 田中清章先生へのインタビューの最終編です。現在は県全体の事業として取り組んでいる「とくしま支援モデル」ですが、始まりは「徳島ABA研究会」という小さな研究会でした。なぜ研究会が立ち上がったのか、県の事業となるまでにどのような経緯があったのか、創業期のエピソードは必見です。今後の「とくしま支援モデル」や特別支援教育の展望や、目指す未来についてもお話を伺っていきました。 2017.05.12 特別支援発達障害
ボランティア 学校教員・教師志望の大学生こそ学校外へ出よう!-学生時代から学級経営に必要な力を磨く方法とは? 学校教員や教師を目指している学生が、学校現場でボランティアをしている姿はよく見られます。大学側も推奨しており、学校現場を見ておくことは必要でしょう。しかし、新卒採用でも担任教諭を任されることが多い今、学校ボランティアのみでは、担任教諭として学級経営に必要な力を身に着ける経験が不足します。学級経営に必要な力とはどんな力で、どうすれば身に着けられるのでしょうか。 2017.05.11 ボランティア
少年犯罪 罪を犯した少年のうち約3%しか少年院に行かない理由-審判を受ける前に、様々な教育的措置が取られている 罪を犯した少年がその後どのような審判を受けるのか、皆さんはご存知でしょうか?「少年院に入り、罪を償う」というイメージがありますが、実は少年院に入るのは、罪を犯した少年のうちごくわずかです。成人が罪を犯した場合の刑事手続きとは大きく異なり、少年の更生の可能性を踏まえて審判の手続きがなされます。少年が罪を犯した後の審判の流れについて、ご紹介していきます。 2017.04.14 少年犯罪
保育・幼児教育 元幼稚園教諭が教える!子どもが主役の幼稚園の選び方のポイント④-園へ見学に行く際に確認するべきこと これまでの記事では、「自由遊び」の時間を十分確保しているかどうか、「行事」は子どもが主体的に取り組めるように、時間の余裕をもって組まれているか、「一学級の人数」は適切かどうか、という点についてお伝えしていきました。本記事では、実際に園に見学に行った時に確認するポイントをお伝えします。大切な幼児期を過ごす場所として適切かどうかを判断するためには、何をチェックすればよいのでしょうか? 2017.04.13 保育・幼児教育
特別支援 子どもたちにエビデンスに基づいた特別支援教育を!②-いじめや学級崩壊を防ぐ「スクールワイドPBS」を日本初導入 近年、特別な支援を要する子どもへの対応は、学校現場の急務な課題となっています。徳島県では、エビデンス(科学的根拠)に基づいた仕組みや成果を全国に発信しようと、現場と連携しながら様々な取り組みを行っており、県として日本で初めて「スクールワイドPBS」が導入されました。前編に続き、徳島県立総合教育センターの田中清章先生へのインタビューを通してご紹介していきます。 2017.04.12 特別支援発達障害
自然体験 学校教員だけで専門外の野外活動・自然体験を行ってはいけない-安全管理体制や知識・技術も不十分な実態 学校教育の一環として、野外活動・自然体験が行われるケースは珍しくありません。子どもにとっては楽しい野外活動・自然体験ですが、楽しさの裏側には一定のリスクが伴います。リスクを回避し、事故やケガを未然に防ぐためには、徹底した安全管理が必要です。しかし、学校の先生たちは、安全管理に対する知識や技術を十分に有しているのでしょうか? 2017.04.11 自然体験学校教員
社会的養護 児童養護施設で育ったボクが社会に巣立つ前に伝えておきたいこと-なぜ、多くの子どもたちが支援からこぼれ落ちていくのか? 子どもの貧困や社会的養護の問題は、メディア等でも取り上げられることが増え、少しずつ社会的な認知が進んできています。支援の輪も広がってきている一方、これらの支援を活用できているのは、ごく一部の子どもたちに留まっています。支援の活用が二極化しているのはなぜなのでしょうか?小学5年生から高校卒業までを児童養護施設で過ごし、この春から新社会人となる久波孝典さんの記事です。 2017.03.14 社会的養護