岩切準

児童虐待・マルトリートメント

虐待する親を否定しない支援。親を責めたいわけじゃないけど、避難したかった。-作家・田村真菜さんインタビュー(後編)

10歳の時に母と妹と野宿の旅に出た体験をもとに描かれた、ノンフィクション・ノベル「家出ファミリー」が晶文社より出版されました。この本を上梓した田村真菜さんは、ニュース編集やNPO勤務、起業などの経験を経て、現在は作家・セラピストとして活動されています。今回の記事では、虐待されていた時の心情や親への気持ち、「支援される」ということに対しての違和感などを語っていただいています。
少年犯罪

思春期・反抗期の子どもとの接し方で注意したいこと-非行少年・少女と面接する保護司が大切にしている4つのこと

「保護司」とは、罪を犯してしまった少年たちと関わり、更生を助ける活動をしている人たちのことを指します。保護観察処分が決まった少年や、少年院に送致された少年と関わり、面接を行う中で対話をしていきます。保護司が大切にしている4つの関わり方とはどのようなものなのでしょうか?思春期や反抗期の子どもと接する時にも、非常に参考になる関わり方です。
イベント・プログラム

【参加者募集】小学生・中学生対象「2017年夏休み子どもサマーキャンプ」全13コース!

「夏休み」と言えば、子どもたちにとって、普段の日常ではなかなかできない体験をする絶好の機会ですよね。「ネイチャーキッズ」は、「関西教育旅行」株式会社が主催し、特定非営利活動法人「夢職人」が運営事務局を担っている活動で、この夏、北は北海道から南は石川県まで、全国各地で全13キャンプを実施します。ひと夏の経験が、一生の思い出に残る場合もあります。
児童虐待・マルトリートメント

虐待する親だけを一方的に責めたくない。親自身も悩み苦しんでいる。-作家・田村真菜さんインタビュー(前編)

10歳の時に母と妹と野宿の旅に出た体験をもとに描かれた、ノンフィクション・ノベル「家出ファミリー」が晶文社より出版されました。この本を上梓した田村真菜さんは、ニュース編集やNPO勤務、起業などの経験を経て、現在は作家・セラピストとして活動されています。12歳まで義務教育を受けず、虐待経験を抱える田村さん。自身の経験を著書にしようと至った経緯についてお話を伺いました。
少年犯罪

罪を犯した少年のうち約3%しか少年院に行かない理由-審判を受ける前に、様々な教育的措置が取られている

罪を犯した少年がその後どのような審判を受けるのか、皆さんはご存知でしょうか?「少年院に入り、罪を償う」というイメージがありますが、実は少年院に入るのは、罪を犯した少年のうちごくわずかです。成人が罪を犯した場合の刑事手続きとは大きく異なり、少年の更生の可能性を踏まえて審判の手続きがなされます。少年が罪を犯した後の審判の流れについて、ご紹介していきます。
自然体験

学校教員だけで専門外の野外活動・自然体験を行ってはいけない-安全管理体制や知識・技術も不十分な実態

学校教育の一環として、野外活動・自然体験が行われるケースは珍しくありません。子どもにとっては楽しい野外活動・自然体験ですが、楽しさの裏側には一定のリスクが伴います。リスクを回避し、事故やケガを未然に防ぐためには、徹底した安全管理が必要です。しかし、学校の先生たちは、安全管理に対する知識や技術を十分に有しているのでしょうか?
自然体験

大学生や社会人にオススメ!過疎地の農業を支援する援農ボランティア-都市と田舎をつなぐ新しい交流のカタチ

地方では、少子高齢化・過疎化によって農作業の担い手が急速に減っています。また、そのまま放置されている耕作放棄地も増えています。地方で生産されている作物を消費しているのは、多くは都市部に住む人たちです。地方の農業の担い手がいなくなるということは、都市部に住む人たちにとって無関係ではないはずです。「援農ボランティア」の在り方について考えていきます。
少年犯罪

罪を犯した少年は、いかにして少年審判で裁かれるのか?-少年は罰する存在ではなく、保護や教育をする存在

中学生や高校生などの少年による犯罪は、メディアでも大きく取り上げられています。中には残虐な事件もあり、少年犯罪に対する厳罰化を求める議論も起こっています。成人と同じように少年を処罰することが、本当に正しいのでしょうか?少年審判がどのように行われているのか、また「少年法」は「少年」をどのような存在として捉えているのか、本記事を通してご紹介します。
学校教員

学校教員・教師志望の大学生こそ学校外へ出よう!-学校教員・教師になってから苦労しないために必要なこと

学校教員・教師に求められるレベルは年々高まっており、それに伴い初任者に求められるレベルも上がっています。民間企業のように一定の研修期間などはなく、採用されてすぐに学級担任を任されることも少なくありません。様々な能力が求められる学校現場において活躍していくためには、教育実習が始まる頃ではなく、大学生の早い段階から準備を積み重ねていくことが不可欠です。
保育・幼児教育

小規模保育園は、従来の保育所よりも保育の「質」が悪いのか?-園の規模や子ども対保育士比は、子どもの発育状況に関連しない

空き家やマンションなどの一室を保育の場として使用する小規模保育が認可事業となり、待機児童問題解決の手段として注目を集めています。しかし、「狭い」「園庭がない」などの側面が目立ち、「子どもにとっていい環境ではないのでは?」というイメージが先行しています。しかし、慶應義塾大学の研究調査チームによると、子どもの発育状況に影響を与えるのは「園の規模」ではないことが明らかになりました