「岩切準」に関する記事の一覧

自然体験

学校教員だけで専門外の野外活動・自然体験を行ってはいけない-安全管理体制や知識・技術も不十分な実態

学校教育の一環として、野外活動・自然体験が行われるケースは珍しくありません。子どもにとっては楽しい野外活動・自然体験ですが、楽しさの裏側には一定のリスクが伴います。リスクを回避し、事故やケガを未然に防ぐためには、徹底した安全管理が必要です。しかし、学校の先生たちは、安全管理に対する知識や技術を十分に有しているのでしょうか?
自然体験

大学生や社会人にオススメ!過疎地の農業を支援する援農ボランティア-都市と田舎をつなぐ新しい交流のカタチ

地方では、少子高齢化・過疎化によって農作業の担い手が急速に減っています。また、そのまま放置されている耕作放棄地も増えています。地方で生産されている作物を消費しているのは、多くは都市部に住む人たちです。地方の農業の担い手がいなくなるということは、都市部に住む人たちにとって無関係ではないはずです。「援農ボランティア」の在り方について考えていきます。
少年犯罪

罪を犯した少年は、いかにして少年審判で裁かれるのか?-少年は罰する存在ではなく、保護や教育をする存在

中学生や高校生などの少年による犯罪は、メディアでも大きく取り上げられています。中には残虐な事件もあり、少年犯罪に対する厳罰化を求める議論も起こっています。成人と同じように少年を処罰することが、本当に正しいのでしょうか?少年審判がどのように行われているのか、また「少年法」は「少年」をどのような存在として捉えているのか、本記事を通してご紹介します。
学校教員

学校教員・教師志望の大学生こそ学校外へ出よう!-学校教員・教師になってから苦労しないために必要なこと

学校教員・教師に求められるレベルは年々高まっており、それに伴い初任者に求められるレベルも上がっています。民間企業のように一定の研修期間などはなく、採用されてすぐに学級担任を任されることも少なくありません。様々な能力が求められる学校現場において活躍していくためには、教育実習が始まる頃ではなく、大学生の早い段階から準備を積み重ねていくことが不可欠です。
保育・幼児教育

小規模保育園は、従来の保育所よりも保育の「質」が悪いのか?-園の規模や子ども対保育士比は、子どもの発育状況に関連しない

空き家やマンションなどの一室を保育の場として使用する小規模保育が認可事業となり、待機児童問題解決の手段として注目を集めています。しかし、「狭い」「園庭がない」などの側面が目立ち、「子どもにとっていい環境ではないのでは?」というイメージが先行しています。しかし、慶應義塾大学の研究調査チームによると、子どもの発育状況に影響を与えるのは「園の規模」ではないことが明らかになりました
児童館

次々と児童館の廃止・再編が検討される理由-児童館は単なる子どもの「無料室内娯楽・余暇施設」なのか?

児童館は、子どもだけでも行ける無料の遊び場というイメージをお持ちの方が多いと思いますが、児童福祉法に基づく「児童厚生施設」です。都道府県や市区町村の設置は任意でありますが、本来は児童の福祉を支えるための施設として機能すべき場所です。しかし現在、児童館の廃止や再編が検討されている地域が増えており、「児童館」が地域から消えてしまう日もそう遠くないかもしれません。
少年犯罪

罪を犯した非行少年・少女の更生を支えるボランティアとは?-高齢化と新たな担い手の不足で減少する保護司

少年・少女が罪を犯した後の処分として「保護観察処分」というものがあります。「保護観察官」や「保護司」の指導や監督を受けながら、日常生活の中で更正を目指していきますが、「保護司」の不足が深刻化しています。「保護司」はボランティアであるため、担い手の確保が非常に難しい側面があります。「保護司」の現状と、罪を犯した少年・少女の、これからの更生保護の在り方を考えていきます。
就職・就労

様々な理由から働くことにつまずいた若者の就職を支援する-企業とNPOが連携し、若者の再チャレンジを支える

正規雇用を目指しながら、何らかの理由で就業機会が得られない18歳~34歳の若者に対して「BizAcademy」という就労支援プログラムが実施されました。これは「セールスフォース・ドットコム」が様々なNPOと連携しながら行ってきたプログラムです。どのようなつまづきを抱えた若者が参加しているのか、それに対してどのようなプログラムが実施されたのか、本記事を通して見ていきます。
イベント・プログラム

【イベント】公開シンポジウム「子どもの貧困と『食』格差:政策は何ができるか」12月14日に東京・日比谷で開催!

「子どもの貧困」により、子どもたちの「食」が脅かされています。「子ども食堂」の取り組みからもそれは明らかですが、一方どれほどまでに格差が広がってきているのかは、これまで明らかになってきていませんでした。食に関する格差の実態と、それに対して、国や自治体、学校給食などは、どのような支援を行っていくべきなのか、シンポジウムを通して考えていきたいと思います。
学校教員

「やりがい」だけの教育・学習支援業から脱却できるか?-以前よりも労働時間が増加し、疲労蓄積度も高水準

近年の国際調査から、「日本の先生は働きすぎ」という実態が徐々に明らかになってきています。「忙しいのは先生だけじゃない」という声も聞こえてきますが、様々な調査から、教育・学習支援業界は、労働時間が長いだけではなく、疲労蓄積度も高いことが分かってきています。教員の仕事の職務内容は多岐に渡りますが、「やりがいが大きい」という言葉だけで、済ませていていいのでしょうか。