岩切準

子どもの貧困

日本の「子どもの貧困」問題の現状とは?-「子どもの貧困」の定義や原因・対策がより詳しくわかる書籍13選

多くのメディアなどが報じたことで日本国内にも「子どもの貧困」問題が存在することが以前よりも多くの方に認知されるようになりました。一方で、「子どもの貧困」という言葉は聞いたことはあるが、詳しくはわからないし、実感も湧かないという方も少なくないと思います。「子どもの貧困」についてより詳しく知りたいという方にオススメの書籍を2つのカテゴリーに分けてご紹介します。
子どもの貧困

税金2億円の広告費で未だ2千万円すら集まらない「子供の未来応援基金」-国費0円の民間頼みの「子どもの貧困」対策で良いのか?

2015年4月に政府主導の国民運動の「子供の未来応援国民運動」が発足し、「子供の未来応援基金」が設置され、民間からの寄付を募っています。本基金には、2016年2月28日現在で1,942万円が集まっていると一億総活躍担当大臣から報告がありましたが、この基金に対する呼びかけに対して、すでに広告費として2億円の税金が投入されていることも明らかになりました。
初等教育

親のためにエンターテイメント化していく「2分の1成人式」は、学校行事・授業としてやるべきなのか?

「2分の1成人式」(ハーフ成人式)は、20歳・成人の半分の年齢となる10歳を迎えたことを記念する行事で、近年小学4年生の学校行事として多く実施されています。親からの評判もとても良く、「2分の1成人式」に参加経験のある親の9割近くが満足したと回答していますが、子どもはどう思っているのでしょうか。今回の記事では、「2分の1成人式」への違和感について述べていきます。
就職・就労

ハローワークでは、ニートやフリーターが就職できない理由-職歴なしの第二新卒・既卒から正社員になる就職活動

「ニートやフリーターから正社員として就職したい」「職歴なしの第二新卒・既卒から正社員の就職を目指したい」「また正社員として働きたい」と思った時、まず思い浮かぶのがハローワークではないでしょうか?しかしちょっと待ってください。ハローワークより先に、行くべき場所があります。様々な理由で働くことにつまづいた若者の就職支援に取り組んできた経験から参考となる情報をお伝えします。
イベント・プログラム

【イベント】「少年事件・子どもの自殺・いじめ・不登校から考える」ソーシャルワーク講座・第16期

日本子どもソーシャルワーク協会では、多くの方に子どもや若者を取り巻く環境に関心を持ってもらうとともに、その支援のあり方についてより深くご理解いただく機会を提供するために、公開講座やシンポジウムを開催しています。これから子どもや家族にかかわろうとしている方や、すでに現場で活動されている方にとって有意義な機会となるはず。興味があれば誰でも参加することができます。
中等教育

まだ受験勉強で消耗してるの?-放課後や週末まで子どもに長時間残業させない時代へ変える方法

多面的な能力を評価する大学入試改革が進んでいます。今後、入試とは別に高校生が自らの学習到達度を確認するため、各段階の学力を測る「高等学校基礎学力テスト(仮称)」が行われることにもなっています。「アクティブラーニング」のような社会で生きていくために必要となる多面的な力を育むことに時間をかけられるようになる必要があります。これからの時代は、それがどのように可能になっていくのでしょうか?
イベント・プログラム

調査データから被災地の「子どもの貧困」や教育格差の実態を明らかに-東日本大震災被災地・子ども教育白書2015

東日本大震災によって被災した家庭の子どもたちは、今、どのような状況にあり、何を必要としているのでしょうか?限られた資源で最大限の効果を上げる支援を行っていくうえでも、潜在化している課題を浮かび上がらせるためにも調査は不可欠です。公益社団法人「チャンス・フォー・チルドレン」では、東日本大震災の被災家庭2,338件へのアンケート調査結果をまとめた白書を2015年11月30日に発刊しました。
就職・就労

様々な理由から「働く」につまづいた若者の就労を支援する-最先端のIT技術や知識を学び、就労機会を広げる

学歴や職歴に関わらず無業や非正規状態にある若者の就労支援を行っている「BizAcademy」というプログラム。これは、株式会社セールスフォース・ドットコムの社会貢献部門にあたる「セールスフォース・ドットコム ファンデーション」とNPO法人夢職人の協働で開催する若者就労支援プログラムで、最終的に11名の若者がプログラムに参加しました。本記事ではプログラムの様子をレポートいたします。
子育て・育児

子どもの成長過程に思春期や反抗期がある本当の理由-小手先のノウハウよりも知っておくべき一つのこと

子どもが小学校高学年や中学生に差し掛かったあたりから段々と「これまでと違うぞ」と感じる機会が増え、乳幼児期の次に親が悩みを抱えやすいのが思春期。思春期や反抗期に対する根本的な理解がないままに単にノウハウを実践しても上手くいくことはありません。今回の記事では、身体的な成長だけではない、子どもの成長過程に思春期や反抗期がある本当の理由についてご説明したいと思います。
イベント・プログラム

【イベント】「東日本大震災被災地・子ども教育白書」発刊記念イベント-東北被災家庭2,338件のデータからみる東北の未来

公益社団法人チャンス・フォー・チルドレンは、「東日本大震災被災地・子ども教育白書」を発刊することになりました。この白書では被災地の子どもの貧困や教育格差の実態を明らかにしています。白書の発売日と同日の11月30日(月)に白書の発刊記念イベントを開催します。白書執筆者と震災復興・教育等の専門家が、白書で明らかになったデータを元に、今後必要となる被災地の教育支援について討議します。