岩切準

学校教員

世界一多忙な日本の先生が一番負担に感じていること-本務の子どもの指導に集中できない原因とは?

2014年6月に発表されたOECD・国際教員指導環境調査から、日本の教員の勤務時間は34の国と地域の中で最も長いことが明らかになりました。また「教職は社会的に、高く評価されていると思う」と答えた割合は参加国平均を下回る28.1%であり、世界一多忙だが社会的に評価されていないと考える教員の現状も明らかになりました。学校の先生はどのようなことに時間がかかり、負担を感じているのでしょうか?
子育て・育児

その教育って本当に効果あるの?教育の真実を探る!-経験則や思い込みの教育から科学的根拠に基づく教育へ

教育を全く受けたことがない人はいないので、誰でもある程度自分の経験則に基づいて教育の良し悪しを語ることができますが、その良し悪しの判断が大勢の子どもや若者にも当てはまるのでしょうか。「なんとなくの教育」から科学的な根拠に基づいて教育を行っていくべきだと切り込んだ『幼児教育の経済学』や『「学力」の経済学』の二冊が今、大変な評判となっています。この二冊について、紹介していきます。
イベント・プログラム

【参加者募集】学歴・就業経験不問!セールスフォース・ドットコムの若者就労支援プログラム「BizAcademy」

BizAcademyは、現在、正規雇用として就業していない(無職・非正規雇用)満18歳~34歳の若者に対して、明確なキャリアビジョンを持ち自立することを目的とした12日間の就労支援プログラムです。「世界で最も革新的な企業」の第1位に選ばれているセールスフォース・ドットコム社/セールスフォース・ドットコム・ファンデーションが運営主催しています。このたび、プログラム参加者を募集します。
オルタナティブ教育

日本の教育の大転換!?義務教育の多様化・自由化がはじまる!-学校だけが義務教育の担い手ではない時代へ

義務教育=小学校、中学校が担うという時代が終わろうとしています。一定の条件をクリアすれば、家庭学習やフリークールでの学習活動が義務教育課程での学びとして認められるようになろうとしています。昨今では、超党派の両議連での動きも活発化しており、議員立法としての制定も現実化しつつあります。今回の記事では、現在どのような仕組みが構想され、どのような可能性と問題点があるのか整理したいと思います。
中等教育

不登校経験者の社会的自立を支える通信制高校の仕組みとは?-通信制高校生徒・保護者アンケート調査結果報告②

2014年12月4日、アルカディア市ヶ谷にて「学校再創生~教育制度の柔軟化の推進」 (新しい学校の会・第9回シンポジウム)が開催されました。新しい学校の会は、構造改革特区の制度を利用し、学校経営を行う株式会社(=学校設置会社)が 集う連盟です。本記事では、本シンポジウムで公表された通信制高校の生徒および保護者3,600人から集めたアンケート調査結果についてのレポートです。
初等教育

映画『みんなの学校』真鍋俊永監督インタビュー①-不登校も特別支援学級もない“ふつうの”小学校が生まれた理由

大阪市内にある公立小学校の一年間に密着したドキュメンタリー映画『みんなの学校』が今、大きな話題となっています。普通の公立小学校でありながら、特別支援学級も設けず発達障害がある子どもも共に学び、不登校ゼロを実現しています。今回は、本映画を製作した真鍋俊永監督に、映画が出来た経緯や大空小学校の様子についてインタビューしました。前編・後編の2つの記事でご紹介いたします。
初等教育

映画『みんなの学校」真鍋俊永監督インタビュー②-大空小学校が示す公立小学校の役割と教育のあり方とは?

大阪市内にある公立小学校の一年間に密着したドキュメンタリー映画『みんなの学校』が今、大きな話題となっています。普通の公立小学校でありながら、特別支援学級も設けず発達障害がある子どもも共に学び、不登校ゼロを実現しています。今回は、本映画を製作した真鍋俊永監督に、映画が出来た経緯や大空小学校の様子についてインタビューしました。前編・後編の2つの記事でご紹介いたします。
中等教育

生徒の過半数が不登校経験者の通信制高校の仕組みとは?-通信制高校生徒・保護者アンケート調査結果報告①

2014年12月4日、「学校再創生~教育制度の柔軟化の推進」が開催されました。本シンポジウムでは、通信制高校の生徒および保護者3,600人から集めたアンケート調査結果発表、通信制高校生徒・保護者の体験談発表、有識者によるパネルディスカッションが行われました。本記事は、本シンポジウムで公表された通信制高校の生徒および保護者3,600人から集めたアンケート調査結果についてのレポートです。
イベント・プログラム

【イベント】第1回子どもの貧困対策情報交換会「なぜ見えない?子どもの貧困」-「なくそう! 子どもの貧困」全国ネットワーク

昨年1月に子どもの貧困対策推進法が施行されてから、はやくも1年を迎えました。昨年8月には子どもの貧困対策法大綱が制定され、12月には京都府で子どもの貧困対策の推進計画の中間案が策定されるなど、自治体での動きも始動しています。今回は「なくそう! 子どもの貧困」全国ネットワーク主催の、「子どもの貧困対策情報交換会」のお知らせです。
フリースクール

目指しているのは、再登校か?オルタナティブ教育か?-日本のフリースクール・フリースペースの現状と課題

平成26年度学校基本調査結果によると、平成25年度の長期欠席者(30日以上の欠席者)のうち「不登校」を理由とする児童生徒数は、これまでの減少傾向から増加傾向に転じています。フリースクールは現在、全国に400~500カ所程度あるとしています。文部科学省の調査では、少なくとも2047人の小中学生が利用していました。日本のフリースクールの現状・課題はどのようなものなのでしょうか?