志あるソーシャルビジネス・NPO・ベンチャー企業の求人情報サイト「DRIVEキャリア」から、今月も子どもや若者たちの未来をつくるお仕事を紹介します。
今月は、スタディクーポン、学習支援、高校生のための人材育成、放課後の教育活動、新しい人材育成の高等専門学校についてご紹介!
「今の仕事もやりがいはあるけど、もっと志を持ったおもしろい仲間たちと働きたい」「地元に帰って、子どもたちと関わる仕事はないものか」とお考えの方、どうぞお見逃しなく!
子どもの教育格差を解消する。仲間募集!
オススメ求人その1は、公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン(大阪府)です。
家庭の所得格差による子どもたちの教育格差を解消するため、2011年の東日本大震災後に設立された公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン。習い事や塾などで利用できる“スタディクーポン”を提供するプロジェクトを展開し、経済的な困難を抱える子どもたちの成長を支えてきました。現在は、大阪市、渋谷区、千葉市などの自治体でも制度として導入されるなど、着実に活動の幅を広げています。
今後、より多くの子どもや家庭を支援していこうとしているチャンス・フォー・チルドレン。事業運営の中心になって活躍するメンバーを募集しています。
仕事内容は、自治体や企業への事業提案、制度設計、さらに進捗管理や教育事業者の訪問、ヒアリングなど。入社後、スキルや適性に応じて教育を行い、業務を分担して担当していただく予定です。
仕事のやりがいは、何といっても、たくさんの子どもたちの成長に携われること。チャンス・フォー・チルドレンではこれまで、2,000人以上の子どもたちにスタディクーポンを届け、進学を応援してきました。すでに社会へと飛び立っている子どもたちも。また、自分たちの活動が社会の制度が変革するきっかけをつくっていると実感できることも大きなやりがいではないでしょうか。
子どもたちが生まれた環境に関係なく、学ぶチャンスを得られる社会づくりを目指して挑戦し続けるチャンス・フォー・チルドレン。そのあり方にご関心ある方、子どもたちの未来を教育で支えたいという方、ぜひ応募の詳細をご覧ください!
子どもたちが安心して学べる場を育てる。マネージャー候補募集!
オススメ求人その2は、NPO法人ダイバーシティ工房(千葉県)です。
不登校やひとり親家庭など様々な事情を抱えた子どもたち、また発達障害をもった子どもたちのための学習支援を行っているNPO法人ダイバーシティ工房。事業ではさらに地域の人が自由に出入りできる一軒家コミュニティスペース、カフェとコミュニティスペースを併設した保育園など、地域や行政、学校と連携しながら、大人も子どもも安心しながら楽しく暮らせるまちづくりを進めています。
そんなダイバーシティ工房で今回募集しているのは、総合職(マネージャー候補)。現場で学習支援の経験を積みながら、よりよいサービス展開のための仕組みづくり、新規事業の立ち上げなどを担っていただきます。ひいては、子どもたちの悩みや生きづらさなどの課題を解決していくことが期待される現場です。
ダイバーシティ工房のビジョンは、「すべての子どもたちが多様な価値観に出逢い、自立して生きていける社会」。約40年前、小さな個人塾から始まった活動は、2010年に代表の不破牧子氏が事業化してから、学校や家庭との輪を広げながら、多くの子どもたちの育ちに寄り添ってきました。理想の学びの場を地域に根付かせていくために、これからも挑戦を続けるダイバーシティ工房の活動にご関心ある方、子どもたちへの思いを形にしていきたいという方、ぜひご応募ください!
高校生たちの好奇心を一緒に楽しむ。コーディネーター募集!
オススメ求人その3は、一般社団法人Bridge for Fukushima(福島県)です。
2011年、東日本大震災後の地方創生を軸に活動をスタートさせた一般社団法人Bridge for Fukushima。仕組みづくりの一環として、2013年からはPBL(Project Based Learning)に基づいた人材育成事業に取り組んでいます。
そのなかで、社会問題に関心を持つ高校生たちの学びや行動に寄り添う、(アシスタント)プログラム・オフィサーを募集しています。仕事内容は、高校生によるPBL事業の伴走、高校生のためのコミュニティスペースの運営、高校生向け実践型インターン事業の企画・運営など。高校生たちの主体的な挑戦を後押しするポジションです。
親でもない、先生でもない、でも信頼できる大人として高校生たちと信頼関係を築きながら、一人ひとりの好奇心が引き出されていくのをサポートし、「瞳が輝く瞬間」に立ち会う。こうしたやりとりがこの仕事の最大の醍醐味だとBridge for Fukushimaは語ります。
学校外での学びの場をつくりたいという方、人材教育にご関心ある方に特におススメのこのポジション、教員などの専門資格がなくとも応募可能です。実際に高校生たちと社会の課題に向き合い、解決策を発見し、事業をつくり、アクションを起こす。大人にとっても刺激と学びの多いこのチャレンジの場に、あなたも参画してみませんか。
子どもたちがのびのびと成長できる放課後を全国に!現場・本部スタッフ募集!
オススメ求人その4は、放課後NPOアフタースクール(東京都)です。
約10年前から地域や企業、行政との輪を広げ、子どもたちが安心・安全に過ごせる放課後づくりを実現してきた放課後NPOアフタースクール。校舎を使って、市民先生やプロの講師と一緒にスポーツや音楽、アートなど子どもたちの好奇心が育まれるようなプログラムをつくり、運営しています。
そんな放課後NPOアフタースクールで、現場、また本部で豊かな教育活動を一緒に推進していく仲間を募集しています。現場では責任者と現場スタッフを。こちらはアフタースクールの運営全般などを担っていただく予定です。本部では企業チームスタッフを求めています。こちらは企業との教育プロジェクトの企画や運営のほか行政や地域との仕事が主になります。
「私たちは日本の放課後を安全で豊かにするために集まったチーム」と語る放課後NPOアフタースクール。自己肯定感が低いと言われるなど、子どもたちのまわりに様々な課題があるなかで、放課後NPOアフタースクールでは、放課後を中心に多様な大人たち、また友達とつながることで子どもたちは自分のやりたいことにチャレンジしながらのびのびと成長していけると考えています。ビジョンは「アフタースクール、全国へ!」。あなたも子どもたちのために楽しい放課後を一緒に届けていきませんか?
仕事を創り、社会に変化を生み出す人材を育てる。新しい高専の学校長を募集!
オススメ求人その5は、神山まるごと高専 設立準備委員会(徳島県)です。
舞台は徳島県神山町。雄大な山々が連なるこの町で、大きなチャレンジが始まろうとしています。2023年に開校予定の神山まるごと高等専門学校。学ぶこと、働くことに受け身になるのではなく、自分で考えながら仕事を創り、社会に変化をもたらしていける。神山まるごと高等専門学校曰く、そんな「野武士型パイオニア」を育てる学校として開校します。IT企業のサテライトオフィスが多く、世界からもたくさんのクリエイターが集まる神山町から新しい教育を発信していく予定です。
具体的に学校では「利己的に学び、利他的に実現する」という教育方針のもと、プログラミングやIT、AIといった最先端技術のほか、アート、心理学・哲学など幅広いカリキュラムを学べるように体制を整備。地域住民との協働や在学中の起業など、実践的な力が身に付くように、探究型の学習を追求していく予定です。
今回、募集している学校長は、学校のカリキュラム開発や教育現場に関わるなど、全体をまとめていくことが求められるポジションとなります。また応募資格として、5年以上のチームマネジメント経験など条件がいくつか挙げられていますので、ご関心ある方は詳細をご確認ください。
町民、民間企業、行政が協働しながら、また町全体をキャンパスにして始まる新しいこの教育のかたち。若者たちの起業やチャレンジを応援したいと熱い思いをお持ちの方、ぜひ応募のご検討を!
DRIVEキャリアは、ソーシャル・NPO・ベンチャー・スタートアップの求人情報を紹介する「世界を変える、未来を創る仕事に出会う求人サイト」です。条件面だけではなく、「働く人の思い」と「仕事のやりがい」そして「組織の目指すビジョン」を丁寧に紹介しています。運営者のNPO法人ETIC.(エティック)は、社会の未来をつくる人を育むNPO法人です。