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経済的な事情を抱える子育て家庭に、まちのお店で利用できる「食」クーポンを無償提供!-新規利用家庭募集!子どもの「食」応援クーポン(2022年8月)

食事をする子ども

首都圏の子どもや若者を対象とした社会教育や社会福祉に取り組んでいる認定NPO法人夢職人は、デジタル地域通貨事業を展開する株式会社フィノバレーと連携して行っている子どもの「食」応援クーポン事業(Table for Kids)の新規利用家庭の募集を8月1日(月)12時より開始しました。

対象はひとり親家庭や低所得家庭などの経済的なご事情を抱えた子育て家庭(3歳~高校生)となっています。応募は本支援のホームページからオンラインでの申し込みとなり、締切は8月19日(金)13時までとなります。

本支援は、長期化するコロナ禍での収入減少や、欧州情勢等に起因する物価高騰による支出増加で、経済的に苦慮している子育て家庭に対して、協力加盟店の対象メニューや商品で利用できる無料のデジタルクーポン(ポイント形式)を提供するものです。

協力加盟店は、現在、東京都内4区(江東区、墨田区、中央区、江戸川区)の37店舗(飲食店、弁当惣菜店、精米店、青果店等)にあるとしています。また、デジタルクーポンは、スマートフォンのアプリを通じて利用可能で、一ヶ月につき家族分(子ども全員+保護者2名まで)× 約3食分を3ヶ月間に渡って提供するとしています。

子どもの「食」応援クーポン事業(Table for Kids)のアプリのイメージ
(デジタルクーポン・アプリのイメージ)

<概要・スケジュール>

◆対象・応募条件
次の①~⑤のすべての条件に当てはまる方を応募対象とします。審査の過程で公的証明書のコピーのご提出が必要となりますが、ご応募を頂く時点では公的証明書の提出は不要です。

①2022年8月1日時点で満3歳~高校生(高等学校等に在籍)のお子様のいる世帯

②以下のア~カのうち、いずれか(複数可)に該当し、有効期限内の公的証明書のコピーを提出できること
ア.就学援助を受給している(就学援助認定結果通知書)
イ.児童扶養手当を受給している(児童扶養手当証書)
ウ.ひとり親家庭等医療費を受給している(ひとり親家庭等医療費受給者証)
エ.母子生活支援施設に入所している(在所証明書)
オ.住民税の所得割が非課税の世帯である(住民税非課税証明書)
カ.新型コロナウィルスに関連した世帯対象の公的な経済支援等を活用している(緊急小口資金、総合支援資金、住居確保給付金、低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金)

③QRコードの読み取りが可能なカメラ付きのスマートフォンを用意できること

④子どもの「食」応援クーポンの協力加盟店での日常的な利用ができること

⑤運営団体からのメールや電話等の連絡に応答できること(アンケート等への回答にご協力をお願いする場合があります)

※対象外となる方
・生活保護を受けている世帯
・就学援助で給食費等の一部だけの認定を受けている世帯
・現在、児童養護施設や里親のもとで生活している方
・現在、子どもの「食」応援クーポンを利用している世帯(すでに利用が終了している世帯は申込可能)

◆定員
30家庭(予定)

◆提供期間
2022年9月~11月
※審査等で提供開始が遅れる場合があります。
※クーポンは、月ごとに提供を行い、有効期限は翌月の指定日までとなります。
※ご寄付や助成金等の状況に応じて、提供期間を延長する場合があります。

◆提供内容
協力加盟店の所定のメニューや商品で使用できるデジタルクーポンは、当法人とシステムパートナーの企業が開発・運用しているスマートフォンのアプリから利用ができます。スマートフォン決済・QRコード決済として支払いに利用できます。一ヶ月につき同居家族分(子ども全員+保護者2名まで)× 約3食分を3ヶ月間に渡って提供します。
※スマートフォンは、ご自身でご用意を頂く必要があります。

◆使えるお店・協力加盟店
現在、東京都内4区(江東区、墨田区、中央区、江戸川区)の37店舗(飲食店、弁当惣菜店、精米店、青果店等)が協力加盟店として登録しています。協力加盟店となっている飲食店(テイクアウト・店内飲食)、弁当・惣菜店、精米店、青果店等の対象メニューや商品で利用できます。

◆受付期間
2022年8月1日(月)12時~8月19日(金)13時
※先着順ではありません。

◆決定までの流れ
一次審査(申請内容の確認)と二次審査(公的証明書の確認)を行い、内定者を決定します。結果は、応募者全員にメールまたは文書で通知します。

◆詳細・応募ページ

子どもの「食」応援クーポン事業(Table for Kids)の流れ
(子どもの「食」応援クーポン事業・Table for Kids の流れ)

クーポンの発行は、行政や企業・団体、個人の寄付金・助成金等をもとに行われています。本支援は2020年12月に開始し、今回で3回目の新規利用家庭の募集となり、これまでにのべ123家庭・341人に支援を行っています。

夢職人では、今後も経済的な事情を抱えるに対する支援を拡大し、継続的に実施していく予定としており、「Table for Kids」のウェブサイトで寄付を募っています。

Author:Eduwell Journal 編集部
本記事は、岩切準が担当。Eduwell Journalでは、子どもや若者の支援に関する様々な情報を毎月ご紹介しています。子どもや若者の支援に関する教育や福祉などの各分野の実践家・専門家が記者となり、それぞれの現場から見えるリアルな状況や専門的な知見をお伝えしています。
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