国内に関する記事

特別支援

子どもたちにエビデンスに基づいた特別支援教育を!②-いじめや学級崩壊を防ぐ「スクールワイドPBS」を日本初導入

近年、特別な支援を要する子どもへの対応は、学校現場の急務な課題となっています。徳島県では、エビデンス(科学的根拠)に基づいた仕組みや成果を全国に発信しようと、現場と連携しながら様々な取り組みを行っており、県として日本で初めて「スクールワイドPBS」が導入されました。前編に続き、徳島県立総合教育センターの田中清章先生へのインタビューを通してご紹介していきます。
自然体験

学校教員だけで専門外の野外活動・自然体験を行ってはいけない-安全管理体制や知識・技術も不十分な実態

学校教育の一環として、野外活動・自然体験が行われるケースは珍しくありません。子どもにとっては楽しい野外活動・自然体験ですが、楽しさの裏側には一定のリスクが伴います。リスクを回避し、事故やケガを未然に防ぐためには、徹底した安全管理が必要です。しかし、学校の先生たちは、安全管理に対する知識や技術を十分に有しているのでしょうか?
社会的養護

児童養護施設で育ったボクが社会に巣立つ前に伝えておきたいこと-なぜ、多くの子どもたちが支援からこぼれ落ちていくのか?

子どもの貧困や社会的養護の問題は、メディア等でも取り上げられることが増え、少しずつ社会的な認知が進んできています。支援の輪も広がってきている一方、これらの支援を活用できているのは、ごく一部の子どもたちに留まっています。支援の活用が二極化しているのはなぜなのでしょうか?小学5年生から高校卒業までを児童養護施設で過ごし、この春から新社会人となる久波孝典さんの記事です。
特別支援

子どもたちにエビデンスに基づいた特別支援教育を!①-全国をリードする「とくしま支援モデル」とは?

近年、特別な支援を要する子どもの数は増加傾向にあり、学校現場でも、その対応が急務な課題となっています。そんな中、全国で先端的な特別支援教育のモデルを作り上げようとしている県があります。それが徳島県です。事業の中核を担う、徳島県立総合教育センターの田中清章先生へのインタビューを通して、徳島県の取り組みをご紹介していきます。
保育・幼児教育

元幼稚園教諭が教える!子どもが主役の幼稚園の選び方のポイント③-幼稚園によって異なる一学級の子どもの人数

これまでの記事では、「自由遊び」の時間を十分確保しているかどうか、「行事」は子どもが主体的に取り組めるように、時間の余裕をもって組まれているか、という点についてお伝えしていきました。本記事では「一学級の人数」について考えていきます。一学級の人数は、法的な基準は定められているものの、自治体や園ごとに基準が異なっているのが現状であり、極端に人数が多い園も存在しています。
自然体験

大学生や社会人にオススメ!過疎地の農業を支援する援農ボランティア-都市と田舎をつなぐ新しい交流のカタチ

地方では、少子高齢化・過疎化によって農作業の担い手が急速に減っています。また、そのまま放置されている耕作放棄地も増えています。地方で生産されている作物を消費しているのは、多くは都市部に住む人たちです。地方の農業の担い手がいなくなるということは、都市部に住む人たちにとって無関係ではないはずです。「援農ボランティア」の在り方について考えていきます。
少年犯罪

罪を犯した少年は、いかにして少年審判で裁かれるのか?-少年は罰する存在ではなく、保護や教育をする存在

中学生や高校生などの少年による犯罪は、メディアでも大きく取り上げられています。中には残虐な事件もあり、少年犯罪に対する厳罰化を求める議論も起こっています。成人と同じように少年を処罰することが、本当に正しいのでしょうか?少年審判がどのように行われているのか、また「少年法」は「少年」をどのような存在として捉えているのか、本記事を通してご紹介します。
保育・幼児教育

元幼稚園教諭が教える!子どもが主役の幼稚園の選び方のポイント②-多すぎる行事が子どもと教師を圧迫する

先月号の記事では、「バス通園」か「徒歩通園」かという「利便性」ではなく、子どもを主役にして考えた時に、「自由遊び」の時間を、子どもが遊びこめるくらい保証しているかどうかがポイントであることをお伝えしました。本記事では「行事」の位置づけについて考えていきます。幼稚園の顔とも言える「行事」ですが、その行事は果たして子どもの成長発達にとって意味あるものになっているのでしょうか。
学校教員

学校教員・教師志望の大学生こそ学校外へ出よう!-学校教員・教師になってから苦労しないために必要なこと

学校教員・教師に求められるレベルは年々高まっており、それに伴い初任者に求められるレベルも上がっています。民間企業のように一定の研修期間などはなく、採用されてすぐに学級担任を任されることも少なくありません。様々な能力が求められる学校現場において活躍していくためには、教育実習が始まる頃ではなく、大学生の早い段階から準備を積み重ねていくことが不可欠です。
保育・幼児教育

小規模保育園は、従来の保育所よりも保育の「質」が悪いのか?-園の規模や子ども対保育士比は、子どもの発育状況に関連しない

空き家やマンションなどの一室を保育の場として使用する小規模保育が認可事業となり、待機児童問題解決の手段として注目を集めています。しかし、「狭い」「園庭がない」などの側面が目立ち、「子どもにとっていい環境ではないのでは?」というイメージが先行しています。しかし、慶應義塾大学の研究調査チームによると、子どもの発育状況に影響を与えるのは「園の規模」ではないことが明らかになりました