投稿記事の一覧

中等教育

高校中退・大学ミスマッチは、本人だけの問題なんですか?-通信制高校と進路選択・指導の現場から考える本当に必要なこと①

2014年2月27日に"ひみつ基地会議Vol.2「高校中退・大学ミスマッチは、本人だけの問題なんですか?~通信制高校と進路選択・指導の現場から考える本当に必要なこと~」”を開催しました。お二人のゲストにお越しいただき、高校中退や大学ミスマッチの実情と解決方法を議論しました。セミナーの全文書き起こしを3回に渡ってレポートいたします。
災害・復興支援

異常と日常の間で今も見えない不安に悩み・葛藤している!-福島の親と子どもの複雑な胸のうちとは?

東日本大震災が発生した後、筆者は福島第一原発事故の影響で屋外活動が制限されている福島県の子どもたちの支援を行ってきました。多様な体験や人とのコミュニケーションを作りだすことを目的とした子どもたちの「学びと育ち」を支援する教育事業を実施しています。その活動の中を通して、親御さんやお子さんの複雑な胸の内がわかってきました。
災害・復興支援

今、被災地の子ども・家庭支援が直面する新たな問題とは?-「被災者」と一括りにはできない!「個別化」していく課題

震災後丸3年になる今、少しずつ復興している一方で、「被災者」と一括りにはできない深刻な「個別化」という新たな問題も発生しています。「被災地」が現在どういう状況なのかを一言で表すことはとても難しく、また、どこまでが震災の影響で、誰を対象に支援をし、いつまで関わり続けられるのかの区別が、とても難しくなっています。
子どもの貧困

阪神淡路大震災が警告する今子ども達に迫る危機とは?-震災によって表面化した子どもをめぐる潜在的課題

東日本大震災から3年。震災によって子どもたちの教育環境は一変しました。言うまでもなく、子どもの成長は、本人の生まれ持った能力以上に、その環境が大きく影響を及ぼします。子どもたちをめぐる教育環境は、この3年でどうなっているのか。被災地の子どもたちの「今」についてお伝えします。
居場所

4年目に入る被災地。子ども「だけ」の支援では子どもを救えない。-NPOが使命を果たすためにすべきただ一つのこと

TEDICでは、学校と家庭以外での社会との繋がりを生む場所として、自習サポートをコンテンツにした放課後教室という事業を実施しています。集まってくる子どもたちは、特に何の問題もなく学校に通っている子どもから、様々な困難を抱えている子どもまで様々ですが、結局のところ後者の子どもたちが多く集まってきています。
災害・復興支援

「復興」という特別な予算が見え難くさせるもの-本質的な課題を歪ませる「復興予算」の現実

東日本大震災のあまりの被害の大きさに、社会全体はショックを受けました。そして、政府も企業も、「今は復興に日本全体が協力して取り組もう」ということになり、政府、自治体、そして、企業の予算も被災地の「復興」にむけて流れていきました。被災地に復興予算をつけることが問題だというわけではありませんが、「復興予算」という冠つけることで、2つの歪みが発生すると考えます。
災害・復興支援

震災から三年が経った被災地の子どもの状況まとめ

2011年3月11日に発生した東日本大震災から2014年3月11日で三年が経過しました。子ども達の問題は、時間が経つごとに複雑化・深刻化していることが明らかになっています。震災による直接的な被害だけでなく、多様な間接的な被害を被り、震災前に比べて生活や学習環境が一変した子は数多くいます。震災から三年が経過し、現在の子ども達の現状について報じている調査結果・メディアをまとめました。
教育格差

「経済・希望格差を超えるための教育環境」の作り方-若者一人を無業者にすれば、最低4,600万円以上の損失!

小中学校は、義務教育なのでどんな経済状況でも就学援助があり学校に行けます。しかし高校になれば、親がリストラや倒産などで経済状況が困窮すると、高校を辞めざるをえなくなったり、その後の進学を諦めなければならない状況になります。どんな状況におかれた子どもにも、自分の人生に主体的、前向きになれる出会いや達成経験などが生まれる、「格差を超えるための教育環境」をつくることが急務です。
発達障害

発達障害の子どもに対する適切な支援方法とは?-困った行動を確実に減らすポジティブコミュニケーション

自閉症、アスペルガー症候群、広汎性発達障害など様々な障害名が「自閉症スペクトラム障害」という診断名に統合されることになりました。自閉症スペクトラム障害は、不登校や引きこもりなど、様々な社会的課題にも密接に関係している可能性が示されてきました。発達障害により周囲との関係に困難を抱えている人々が、私達が日々生活している社会に沢山存在しています。
自然体験

子どもの自然体験活動コーディネーターという仕事-子どもと自然と地域をつないで新しい学びを生み出す!

子どもと自然とのあいだに、その地域に暮らす人、生き物、その自然を活かすための文化、というものを、まるで虫眼鏡のように挟んであげるようなアクションが、子どもの自然体験活動コーディネーターの役割ではないでしょうか。これは子どもだけじゃなく、その地域も活性化し、今の時代だからこそ光り輝く地域資源の発掘にもつながるはずです。