子育て・育児

子どもとアサーションな会話が出来ていますか?-相手も自分も大切にするコミュニケーション術

「うつ病」は誰もがなりえる病気で、その発症要因は様々です。ただ、うつ病まではいかないものの、「言いたいことが言えない」など上手く自己表現が出来ずストレスを抱えている状態の方に対して、何かアドバイスができるのでしょうか。自己表現が上手く出来ないという問題は大人だけの問題ではなく、友達関係から不登校が発生している子どもにも同様に起きています。
災害・復興支援

市民が力を合わせ、将来の福島を担う若者を育成する!-2013年度ふくしまキッズ夏季林間学校活動報告会

東京電力・福島第一原子力発電所の事故により、高い放射線量にさらされ続けている福島。子どもたちは非常に不便でストレスの多い生活を強いられています。そんな中、福島の子どもたちを、放射線の心配のない土地に招き、中長期のサマーキャンプを行なっているのが「ふくしまキッズ」です。今回の記事では、支援開始から3年目を迎えたふくしまキッズの東京報告会の様子をお伝えいたします。
初等教育

全国学力テストで平均正答率ランキングよりも大切なこと-日本の子どもの現状を知る②

先日の8月下旬に平成25年度全国学力・学習状況調査 報告書・調査結果(以下、全国学力テスト)が文部科学省より公表されました。学力テストが公表されると必ずといっていいほど、都道府県の平均正答率ランキングの話題が上がりますが、日本の教育を捉えるうえで重要な結果が忘れられてしまっています。もう一つの結果について検証していきたいと思います。
災害・復興支援

震災が”始まってから”二年半-全国不登校率ワーストの宮城県の今

先日、発表になった2013年度学校基本調査(文部科学省)では、不登校出現率が3.08%となり、宮城県がワーストとなりました。宮城県教委は「震災の影響はある」としています。もちろんそれだけが要因ではないと思いますが、先に述べたようなタブーのなかで、心が疲弊し、疲れ果ててしまい、学校での関わりを避けようという子どもがいるとしたら、それは「震災の影響」といえるのではないでしょうか。
災害・復興支援

今なお続く被災家庭からの悲痛な声-被災地で急速に広がっている「子どもの貧困」とは?

東日本大震災から2年半が経過し、時間が経過するごとに震災関連の話題は少なくなっていますが、被災地では多くの課題が残されています。「被災地で起こっている問題は被災地特有の問題ばかりではない」ということです。むしろ、被災した地域が抱えている課題の多くは、現在日本全国で既に起こっている課題であったり、あるいは今後10年間のうちに日本全国で起こり得る深刻な課題が非常に多いと言えます。
災害・復興支援

「イマジネーション」こそ、「生きる力」である-この夏に福島の子どもたちが教えてくれたこと

「ふくしまキッズ」は、最短でも1週間、夏休みであれば最大4週間、福島の子どもたちが道内各地を訪れて、その地域ならではの自然や文化を楽しみ、なかなか外で遊ぶことができないそのストレスを発散させ、リフレッシュして福島に戻る、という活動です。もともとは「行かされている」状態で来ている子どもたち、キャンプではどのように過ごしているのでしょうか。
子育て・育児

どうやって子どもの心に火をつけるのか?-子どもの成長の原動力を生み出す3つの経験

教育の目的は「子どもを自立した社会人」に成長させることです。そのために家庭、学校、地域の役割は欠かせません。子どもが自立した社会人になるためには、自己肯定感、達成意欲、自己効力感の3つが必要ですが、「達成意欲」を持たせることはとても難しいです。子どもが「達成意欲」を持つためには、どうしたらいいのでしょうか。
初等教育

全国学力テストで平均正答率ランキングよりも大切なこと-日本の子どもの現状を知る①

先日の8月下旬に平成25年度全国学力・学習状況調査 報告書・調査結果(以下、全国学力テスト)が文部科学省より公表されました。学力テストが公表されると必ずといっていいほど、都道府県の平均正答率ランキングの話題が上がりますが、日本の教育を捉えるうえで重要な結果が忘れられてしまっています。もう一つの結果について検証していきたいと思います。
児童虐待・マルトリートメント

増え続ける子どもへの虐待は、一体誰が起こしているのか?-児童虐待を生み出し続ける日本の社会システム

児童養護施設で暮らしている子どもたちは多くが虐待や育児放棄の中で、何をやっても怒られるか無関心であったり、深刻な家庭においては親が家に帰らず食事やお風呂もままならない中、自信や意欲をなくしてしまっています。今回は、このような育児放棄をも含む「児童虐待」は一体誰が起こしているのかについてみていけたらと思います。
子どもの貧困

貧困が子どもから奪っていくものとは何か?-将来、働くという選択肢を失った子どもたち

「子どものころの夢」を、「将来は生活保護で暮らしていく」と語る子どもがいるとしたら、あなたは、どのような気持ちを抱きますか。「子どもの貧困」は、「夢」に大きな影響を与えます。「夢」がポジティブなものか、ネガティブなものかで、その先の生き方、学び方、暮らし方がかわることはみなさんにも想像がつくかと思います。これは「その子の努力や我慢が足りない」という自己責任なのでしょうか。