子育て・育児

子どもの育ちや学びを伝える!ドキュメンタリー映画のまとめ

子どもたちの日々の成長や学び、保育園や学校などでの姿を追った日本や海外のドキュメンタリー映画についてご紹介します。特に親・保護者、教育や福祉に関わっている方には、おすすめの映画です。

すでに映画館・劇場での上映が終了している作品もありますが、DVDで購入やレンタルができたり。公式サイトに自主上映会の情報が掲載されている場合もありますので、ぜひ、ご覧ください。

夢見る小学校(2022・日本)

テストも宿題もなく、いわゆる“先生”もいない私立の学校法人「きのくに子どもの村学園」に密着したドキュメンタリー。全国で5校あるうちのひとつ「南アルプス子どもの村小学校」をメインに取り上げ、非常にユニークな教育方針を掲げる創設者の堀真一郎学園長のほか、高橋源一郎氏や茂木健一郎氏などの出演者を通じて学園の取り組みを深掘りしていく。監督は「いただきます」シリーズで話題を呼んだオオタヴィン。

屋根の上に吹く風は(2021・日本)

鳥取県智頭町にある新田サドベリースクールに密着したドキュメンタリー。子どもたちの主体性を最大限尊重し、すべてを自分たちで決め、生活のなかで学びを生み出すことを目標とした学校作りに奮闘する大人たち、子どもたちの悲喜こもごもの一年を見つめる。ナレーションは「009 RE:CYBORG」の玉川砂記子。親子をめぐる数々のドキュメンタリーを手がけてきた浅田さかえ監督による劇場デビュー作。

あこがれの空の下 教科書のない小学校の一年(2020・日本)

教科書を使わないユニークな教育で知られる東京・世田谷区の私立和光小学校を描いたドキュメンタリー。子どもたちの自主性を何よりも大切にする和光小学校には、教科書や様々な儀式・形式、広い校庭やチャイムなど、“ない”ものがたくさんある。授業も学校生活も全て手作りで行われ、子どもたちは物怖じせずに発言し、どんなことでも話し合う。そんな子どもたちの伸びゆく力を信じ、1人ひとりを見つめながら一緒に歩む先生たち。独自の教育哲学に基づいた教育を実践する同校の1年間を追う。女優の高橋惠子がナレーションを担当。

ゆうやけ子どもクラブ(2019・日本)

障害のある子どもたちの放課後活動を行うゆうやけ子どもクラブのドキュメンタリー。個性豊かな子どもたちと彼らを全身で受け止めるスタッフの姿をカメラが追う。また、ゆうやけの活動は、地域社会における人と人との繋がりや関係性についても考えさせられる。監督は、『ジョージとタカオ』が2011年度文化庁映画賞文化記録映画部門大賞を受賞するなど国内外で高い評価を得た井手洋子。

いろとりどりの親子(2018・米)

アンドリュー・ソロモンのノンフィクションを原作とする、困難と向き合う親子たちにカメラを向けたドキュメンタリー。自閉症、ダウン症、LGBTなど人とは違う個性のある子供を持つ6組の喜怒哀楽を描写する。監督を務めるのは、主にドキュメンタリー作品を手掛けてきたレイチェル・ドレッツィン。音楽を『ライフ・イズ・ベースボール』などのヨ・ラ・テンゴと作曲家のニコ・ミューリーが担当する。

モンテッソーリ 子どもの家(2017・仏)

20世紀初頭にマリア・モンテッソーリが考案し多くの著名人が受けた「モンテッソーリ教育」と、その教育法のもとで成長していく子供たちを追ったドキュメンタリー。北フランス・ルーべにあるモンテッソーリ学校の幼児クラスに、2年3か月にわたり密着する。アレクサンドル・ムロが監督と撮影などを手掛け、子供たちが思い思いの教具を使用しながら自由に学ぶ姿を映し出す。日本語吹き替え版では、マリア・モンテッソーリの声を本上まなみ、アレクサンドル・ムロの声を向井理が担当している。

夜間もやってる保育園(2017・日本)

『石川文洋を旅する』などの大宮浩一が監督を務めた、夜間保育園の実態を追ったドキュメンタリー。24時間保育に取り組む「社会福祉法人杉の子会 エイビイシイ保育園」をはじめ、さまざまな保育現場をカメラが捉える。保育園の関係者や保護者たちの葛藤と喜び、そして成長する子供たちの姿を映し出す。

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いただきます みそをつくる子どもたち(2017・日本)

福岡県の高取保育園にカメラを向けたドキュメンタリー。素足で園庭を走り、竹馬を乗り回し、日本の伝統食であるみそ汁や納豆や旬の野菜を取り入れた和食の給食で育つ園児たちの日々を捉える。ナレーションを担当するのは、女優の石田ゆり子。高取保育園園長の西福江氏や醸造学、発酵学、食文化論を専門とする農学博士の小泉武夫氏らが出演している。

さとにきたらええやん(2016・日本)

日雇い労働者の街として知られる大阪市西成区釜ヶ崎で、長年子供たちにくつろぎの場を提供してきた「こどもの里」にカメラを向けたドキュメンタリー。国籍や障がいの有無にかかわらず、この街で暮らす乳児から20歳ぐらいまでの子供たちをサポートするこどもの里の日常を映し出す。監督を務めるのは、本作で監督デビューした重江良樹。さまざまな事情を抱えながらも、前向きに明るく生きる釜ヶ崎の人々の笑顔が胸にしみる。

子どもが教えてくれたこと(2016・仏)

病気を患いながらも懸命に生きる子供たちの姿を捉えたドキュメンタリー。5人にフォーカスし、小さな体で治療を続けながら、毎日を前向きに過ごす様子を映し出す。監督は、娘の病と死をつづり世界各国で出版された「濡れた砂の上の小さな足跡」の原作者で、ジャーナリストのアンヌ=ドフィーヌ・ジュリアンが務める。

DVDで見る

みんなの学校(2015・日本)

不登校ゼロを目標とした学校作りを目指す大阪市立南住吉大空小学校(現・大阪市立大空小学校)を取材し、第68回文化庁芸術祭大賞などを受賞したドキュメンタリー。ごく普通の公立小学校でありながら特別支援教育の必要な児童も同じ教室で学び、互いの違いを理解し尊重し合う子供たちを育てる同校を追う。転校生が教師と同級生、そして地域に見守られ成長していく姿に、公教育のあり方を考えさせられる。

隣る人(2012・日本)

“子どもたちと暮らす”ことを実践する児童養護施設「光の子どもの家」の生活に8年にわたって密着、その日常を捉えたドキュメンタリー。監督はフリージャーナリスト集団「アジアプレス・インターナショナル」に所属し、フィリピンやインドネシア等アジアの児童問題を取材してきた刀川和也。

さぁ のはらへいこう(2011・日本)

神奈川県鎌倉市で、1985年から野外での自主保育を続けている「青空自主保育なかよし会」。自然を満喫しながら、四季を通じて薄着・はだしで里山や海で遊ぶ保育グループ“青空自主保育なかよし会”の活動と、子どもたちの三年間を記録したドキュメンタリー。監督・脚本・編集は「ひなたぼっこ」の桐野直子。

ちいさな哲学者たち(2011・仏)

フランスの小さな幼稚園で行われた哲学の授業を2年間にわたって記録した教育ドキュメンタリー。子どもたちの考える力を養い、議論の大切さを学ぶための画期的な試みを通じて、子どもたちが次第に自分の考えをしっかりと言葉にして相手に伝え、あるいは相手の意見に耳を傾け尊重するようになっていく成長の過程がありありと映し出されていく。

DVDで見る

うまれる(2010・日本)

子どもたちの胎内記憶、妊娠、出産、そして出産と隣り合わせにある不妊や流産、死産、堕胎などの映像を通し、生まれてきた意味や家族のあり方を問い掛けるドキュメンタリー。カナダで映画制作の修行を積み、その際に手掛けた短編映画が各映画祭で評価を集めた豪田トモが監督・企画・撮影を担当。歌手として、俳優として、そして父として活躍中のつるの剛士がナレーションを務める。

里山っ子たち(2008・日本)

「子どもは危なくないと育たない」という理念のもと、里山での保育を実践している千葉県木更津市・社会館保育園の園児たちを、2006年11月から1年半にわたって追いつづけたドキュメンタリー。自然の中で泥まみれになって植物や生物と触れあい、時には怪我やケンカも経験しながらたくましく成長していく子どもたちの姿を見つめていく。

とんとんギコギコ図工の時間(2004・日本)

野中真理子監督の第二作『トントンギコギコ図工の時間』は、希望に満ちた愉快で切ない小学生の日常ドキュメンタリー。かつて小学生だったすべてのおとなに贈る、木切れと土と手の記憶。トントンギコギコ図工の時間。それは、子どもたちのたましいが光り出す 奇蹟の時間。

DVDで見る

こどもの時間(2001年・日本)

いなほ保育園の6年間に密着し、人生のはじまりの時間をのびのびと過ごす0歳から6歳までのこどもたちの姿を記録した長篇ドキュメンタリー。埼玉県桶川市にあるいなほ保育園に通う、0歳から6歳までの100人のこどもたちは、四季を通してよく食べ、よく眠り、よく泣き、よく遊ぶ。春には畑の種まき、夏にはお父さんたちが作った手製のプールで泳ぎ、そして夏祭り、作物の収穫、寒さ厳しい冬でも裸足で駆け回る。そこには、おとなの時間とは違う、人生のはじまりの時間=こどもの時間が流れている。

Author:Eduwell Journal 編集部
本記事は、岩切準が担当。Eduwell Journalでは、子どもや若者の支援に関する様々な情報を毎月ご紹介しています。子どもや若者の支援に関する教育や福祉などの各分野の実践家・専門家が記者となり、それぞれの現場から見えるリアルな状況や専門的な知見をお伝えしています。
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