「自然体験」に関する記事の一覧

自然体験

子どもの体験は、誰が担っていくべきなのか?-家庭の負担頼みで、長期休みや連休に広がる体験格差

学校の休業日を分散化する「キッズウィーク」が2018年度からスタートします。この政策は、元々は消費の活性化策・休暇改革の一環として考案されたものですが、文部科学省としては、分散化する休業日を「体験的活動等休業日」とし、家庭や地域における体験的な学習活動の実施と充実を図ろうとしています。「家庭、学校、地域の連携」と言う以上に、もう一歩踏み込んだ仕組みづくりが急務となっています。
自然体験

遊びや自然の中にある「リスク」と「ハザード」-大人がむやみやたらに危険を取り除くことでなくなること

「リスク」は子ども自身が予見・予測可能、遊びの中で学びにつながる危険、「ハザード」は子ども自身に予見・予測が不可能で・困難で、遊びとは関係ない危険のことを指します。子どもが遊ぶイベントを実施する際、大きなケガや事故が起こらぬよう事前に対策を取ることは重要ですが、「リスク」と「ハザード」の違いを踏まえないままむやみに対策を講じると遊びから得る学びが失われる可能性があります。
自然体験

学校教員だけで専門外の野外活動・自然体験を行ってはいけない-安全管理体制や知識・技術も不十分な実態

学校教育の一環として、野外活動・自然体験が行われるケースは珍しくありません。子どもにとっては楽しい野外活動・自然体験ですが、楽しさの裏側には一定のリスクが伴います。リスクを回避し、事故やケガを未然に防ぐためには、徹底した安全管理が必要です。しかし、学校の先生たちは、安全管理に対する知識や技術を十分に有しているのでしょうか?
自然体験

大学生や社会人にオススメ!過疎地の農業を支援する援農ボランティア-都市と田舎をつなぐ新しい交流のカタチ

地方では、少子高齢化・過疎化によって農作業の担い手が急速に減っています。また、そのまま放置されている耕作放棄地も増えています。地方で生産されている作物を消費しているのは、多くは都市部に住む人たちです。地方の農業の担い手がいなくなるということは、都市部に住む人たちにとって無関係ではないはずです。「援農ボランティア」の在り方について考えていきます。
自然体験

夏休みを重要な学びの時間に!子ども向けキャンプのすすめ-夏休みだからこそできる長期キャンプの魅力は?

「キャンプ」と聞くと、何となく「楽しそう」「面白そう」「いい経験になりそう」というイメージはするものの、子どもにとってどんな経験になっているのか、具体的にはよくわからないですよね。本記事では、キャンプの中でも特に長期のキャンプに焦点を当て、参加する子どもの「心の動き」に着目しながら、キャンプに参加することで得られる経験や学びを明らかにしていきます。
自然体験

命の大切を「知る」よりも本物の体験から「実感する」-子どもが生き物の屠殺や解体に立ち会うということ

今春に小中学生と対象とした「牧場暮らしキャンプ」が北海道で実施されました。馬と共に暮らす、牧場暮らし・牧場づくり体験に特化した一風変わったキャンプです。8日間かけて、馬をはじめとする様々な生き物にひたすら寄り添うというシンプルかつコアなキャンプです。子どもたちにとって、どのような8日間となったのでしょうか。
自然体験

夏休みを重要な学びの時間に!子ども向けキャンプのすすめ-自然体験活動にどんな教育効果があるのか?

夏休みを有効に過ごすための方法のひとつが、「子ども向けキャンプ」です。「子ども向けキャンプ」といっても、いろんな手法があります。簡易的な宿舎を使ったり共同調理による食事提供など、質素な衣食住空間を活用した屋外活動と広義的にとらえた方がしっくりきます。「子どもにとって、自然体験活動は良いことだ」とよく言われますが、どの部分がどう役に立つのでしょうか。
自然体験

子どもの自然体験活動コーディネーターという仕事-子どもと自然と地域をつないで新しい学びを生み出す!

子どもと自然とのあいだに、その地域に暮らす人、生き物、その自然を活かすための文化、というものを、まるで虫眼鏡のように挟んであげるようなアクションが、子どもの自然体験活動コーディネーターの役割ではないでしょうか。これは子どもだけじゃなく、その地域も活性化し、今の時代だからこそ光り輝く地域資源の発掘にもつながるはずです。
災害・復興支援

市民が力を合わせ、将来の福島を担う若者を育成する!-2013年度ふくしまキッズ夏季林間学校活動報告会

東京電力・福島第一原子力発電所の事故により、高い放射線量にさらされ続けている福島。子どもたちは非常に不便でストレスの多い生活を強いられています。そんな中、福島の子どもたちを、放射線の心配のない土地に招き、中長期のサマーキャンプを行なっているのが「ふくしまキッズ」です。今回の記事では、支援開始から3年目を迎えたふくしまキッズの東京報告会の様子をお伝えいたします。
災害・復興支援

「イマジネーション」こそ、「生きる力」である-この夏に福島の子どもたちが教えてくれたこと

「ふくしまキッズ」は、最短でも1週間、夏休みであれば最大4週間、福島の子どもたちが道内各地を訪れて、その地域ならではの自然や文化を楽しみ、なかなか外で遊ぶことができないそのストレスを発散させ、リフレッシュして福島に戻る、という活動です。もともとは「行かされている」状態で来ている子どもたち、キャンプではどのように過ごしているのでしょうか。