国内に関する記事

初等教育

子どもの運動能力を高めるために必要なこと(後編)-運動嫌いを生み、生活習慣病のリスクを高める体育や運動会

後編の記事では、学校教育の運動のあり方そのものを考えていきます。日本ではお馴染みの体育祭や運動会ですが、その中で勝敗を決めたり、順位を決めたりすることはどこまで必要なのでしょうか?日本においては、順位を決めることは比較的一般的ですが、他の国から見ると少々不思議に感じる部分もあるようです。運動の本来の目的とは何か、という所から、運動のあり方について考えていきます。
就職・就労

様々な理由から働くことにつまずいた若者の就職を支援する-企業とNPOが連携し、若者の再チャレンジを支える

正規雇用を目指しながら、何らかの理由で就業機会が得られない18歳~34歳の若者に対して「BizAcademy」という就労支援プログラムが実施されました。これは「セールスフォース・ドットコム」が様々なNPOと連携しながら行ってきたプログラムです。どのようなつまづきを抱えた若者が参加しているのか、それに対してどのようなプログラムが実施されたのか、本記事を通して見ていきます。
高等教育

大学に友達がいない「ぼっち」対策に力を入れる大学の今-誰とも会話を一日せず、4年間で友達ゼロの大学生も

高校生まで友達が作れていたのに、クラスや学級が明確でない大学において、自ら友人関係を築くことが困難な大学生が増えてきています。「友達がいない」ことが、大学を中退する一つの要因になっている側面もあります。大学側は大学生の友達作りを支援しようと、様々な取り組みを始めています。友人関係が築きにくくなったのは、大学そのものの性質もありますが、社会的な背景も関係していました。
教育格差

「子どもの貧困」を一括りで考えるのは大きな間違い!-日本の目に見えない「子どもの貧困」の全体像とは?

少しずつ認知が広がってきている「子どもの貧困」。「絶対的貧困」と「相対的貧困」の二つがありますが、それらの貧困が一括りにされてしまっていることで、「相対的貧困」についての実態が見えにくくなっています。相対的貧困状態に陥っている子どもは生活困窮度によってさらに3つの層に分かれます。それぞれの層の子どもたちに対して、どのような支援が必要なのでしょうか。
初等教育

子どもの運動能力を高めるために必要なこと(前編)-幼児期の苦手意識から運動嫌いに!一斉指導よりも自由遊び!

運動において「競うこと」や「勝ち負け」も、確かに楽しさの要素の一つではあると思いますが、勝敗や優劣を重視することで、運動そのものを嫌いになってしまっては、本末転倒です。自ら体を動かすことが楽しいと思えるようになるには、幼児期や学童期でどのような経験が必要なのでしょうか?様々なデータを用いながら、学校教育の運動のあり方について考えていきます。
学校教員

「やりがい」だけの教育・学習支援業から脱却できるか?-以前よりも労働時間が増加し、疲労蓄積度も高水準

近年の国際調査から、「日本の先生は働きすぎ」という実態が徐々に明らかになってきています。「忙しいのは先生だけじゃない」という声も聞こえてきますが、様々な調査から、教育・学習支援業界は、労働時間が長いだけではなく、疲労蓄積度も高いことが分かってきています。教員の仕事の職務内容は多岐に渡りますが、「やりがいが大きい」という言葉だけで、済ませていていいのでしょうか。
性教育・性の健康

男子だって悩んでる!思春期男子のための性教育のポイント-「性欲本能」論に振り回されない!男子の性との向き合い方

「性」や「性教育」についての話題は、何となく恥ずかしいというイメージが先行し、「悩んでいるのに誰にも相談できない」という思春期の子どもたちも多いのではないかと思います。正しい性についての知識を知らないまま、アダルトサイトなどの情報のみを参考にしてしまうと、ゆがんだイメージを持つことにもつながりかねません。思春期の男子にとっての性教育とは、どのようにあるべきなのでしょうか?
子どもの貧困

経験や想いを共有することが、次の一歩を踏み出すきっかけに-子どもの貧困対策センター「あすのば」合宿ミーティング

2016年8月下旬、3泊4日で行われた「あすのば」合宿ミーティング。「子どもの貧困」に関わる若者たちが全国か60名ほどら集まり、開催されました。参加者が寝食を共にしながら、普段なかなか話せない悩みや自分の想いをシェアし「子どもの貧困」について考えていきます。この合宿の中で、学生たちはどのような対話をしたのでしょうか。子どもの貧困に関わる方々に読んでいただきたい記事です。
就職・就労

ニートやフリーター、ブランクのある若者の就職活動対策-20代・30代の壁!正社員を目指してまずやるべきこと

「29歳」「34歳」という年齢は、就職にブランクのある若者にとっては重要な年齢となります。この年齢を超えてしまうと、一気に就職活動がしにくくなってしまうことも少なくありません。しかしポイントを押さえれば、正社員になることができる可能性も決してゼロではありません。正社員を目指している人がまずやるべきことを、この記事でお伝えしていきます。
中等教育

安易な「給付型奨学金」導入で見えなくなる本質的な日本の教育問題とは?-キャリア教育と10代から働ける環境の再構築こそ急務

貧困対策の一つとして注目を集めている「給付型奨学金」制度。卒業後に返済する必要のないこの制度で、誰もが平等に大学への学びにアクセスできるようになると、仕組みの整備が急がれています。しかし、貧困対策として「給付型奨学金」を導入することが、根本的な教育問題を見えにくくする可能性があります。高校卒業後の進路の選択肢が「大学進学」に傾いていることそのものに、問題はないのでしょうか?