教育格差 「子どもの貧困」を一括りで考えるのは大きな間違い!-日本の目に見えない「子どもの貧困」の全体像とは? 少しずつ認知が広がってきている「子どもの貧困」。「絶対的貧困」と「相対的貧困」の二つがありますが、それらの貧困が一括りにされてしまっていることで、「相対的貧困」についての実態が見えにくくなっています。相対的貧困状態に陥っている子どもは生活困窮度によってさらに3つの層に分かれます。それぞれの層の子どもたちに対して、どのような支援が必要なのでしょうか。 2016.10.13 教育格差
初等教育 子どもの運動能力を高めるために必要なこと(前編)-幼児期の苦手意識から運動嫌いに!一斉指導よりも自由遊び! 運動において「競うこと」や「勝ち負け」も、確かに楽しさの要素の一つではあると思いますが、勝敗や優劣を重視することで、運動そのものを嫌いになってしまっては、本末転倒です。自ら体を動かすことが楽しいと思えるようになるには、幼児期や学童期でどのような経験が必要なのでしょうか?様々なデータを用いながら、学校教育の運動のあり方について考えていきます。 2016.10.12 初等教育保育・幼児教育
学校教員 「やりがい」だけの教育・学習支援業から脱却できるか?-以前よりも労働時間が増加し、疲労蓄積度も高水準 近年の国際調査から、「日本の先生は働きすぎ」という実態が徐々に明らかになってきています。「忙しいのは先生だけじゃない」という声も聞こえてきますが、様々な調査から、教育・学習支援業界は、労働時間が長いだけではなく、疲労蓄積度も高いことが分かってきています。教員の仕事の職務内容は多岐に渡りますが、「やりがいが大きい」という言葉だけで、済ませていていいのでしょうか。 2016.10.11 学校教員
性教育・性の健康 男子だって悩んでる!思春期男子のための性教育のポイント-「性欲本能」論に振り回されない!男子の性との向き合い方 「性」や「性教育」についての話題は、何となく恥ずかしいというイメージが先行し、「悩んでいるのに誰にも相談できない」という思春期の子どもたちも多いのではないかと思います。正しい性についての知識を知らないまま、アダルトサイトなどの情報のみを参考にしてしまうと、ゆがんだイメージを持つことにもつながりかねません。思春期の男子にとっての性教育とは、どのようにあるべきなのでしょうか? 2016.09.15 性教育・性の健康
子どもの貧困 経験や想いを共有することが、次の一歩を踏み出すきっかけに-子どもの貧困対策センター「あすのば」合宿ミーティング 2016年8月下旬、3泊4日で行われた「あすのば」合宿ミーティング。「子どもの貧困」に関わる若者たちが全国か60名ほどら集まり、開催されました。参加者が寝食を共にしながら、普段なかなか話せない悩みや自分の想いをシェアし「子どもの貧困」について考えていきます。この合宿の中で、学生たちはどのような対話をしたのでしょうか。子どもの貧困に関わる方々に読んでいただきたい記事です。 2016.09.13 子どもの貧困
就職・就労 ニートやフリーター、ブランクのある若者の就職活動対策-20代・30代の壁!正社員を目指してまずやるべきこと 「29歳」「34歳」という年齢は、就職にブランクのある若者にとっては重要な年齢となります。この年齢を超えてしまうと、一気に就職活動がしにくくなってしまうことも少なくありません。しかしポイントを押さえれば、正社員になることができる可能性も決してゼロではありません。正社員を目指している人がまずやるべきことを、この記事でお伝えしていきます。 2016.09.12 就職・就労
中等教育 安易な「給付型奨学金」導入で見えなくなる本質的な日本の教育問題とは?-キャリア教育と10代から働ける環境の再構築こそ急務 貧困対策の一つとして注目を集めている「給付型奨学金」制度。卒業後に返済する必要のないこの制度で、誰もが平等に大学への学びにアクセスできるようになると、仕組みの整備が急がれています。しかし、貧困対策として「給付型奨学金」を導入することが、根本的な教育問題を見えにくくする可能性があります。高校卒業後の進路の選択肢が「大学進学」に傾いていることそのものに、問題はないのでしょうか? 2016.08.15 中等教育高等教育
高等教育 「困った子」ではなく「困っている子」生徒の数だけ、支援や指導は多様にある-東朋高等専修学校校長・太田功二氏インタビュー 大阪にある東朋高等専修学校。画一的に管理する教育から、生徒一人ひとりに目を向けた個性尊重の教育へと改革を進めることで、生徒の姿が少しずつ変わっていきます。そして「困った子」ではなく「困っている子」であったことも分かってきます。不登校、非行、引きこもり、発達障害…様々な問題を抱える生徒たちや保護者が求めている教育とは?真の「インクルーシブ教育」を考えていきます。 2016.08.14 高等教育学校教員
ホームスクール 不登校の子どもこそアクティブラーニングに向いている-「不登校」ではなく「脱学校」で主体的な学び方を作る アクティブラーニングを前提に大学の入試問題が作られるなど、学校教育の中でも少しずつ改革が進んできています。日本では、学校に行かない状態を「不登校」と呼んでいますが、アメリカでは「ホームスクーリング」として、正式に単位として認められています。学校にいかないと本当に学習はできないのでしょうか?「アクティブラーニング」という考え方をきっかけに、学習について考えていきます。 2016.08.13 ホームスクール不登校・ひきこもり
中等教育 長時間の部活動が子ども達から奪っている2つの機会-部活動ばかりの放課後が価値観や視野を狭めている 「一つの物事をやり遂げる」「仲間とのつながりができる」など、部活動を通して得られることや学びはあります。しかし、「部活に入るのは当たり前」のような雰囲気の中で、部活動への参加が半ば強制的になっている状況も少なくありません。放課後や長期休みなどの学校外の大半の時間を部活動に費やしている状況が、多様な価値観を身に着ける必要がある中学、高校時代において本当にベストなのでしょうか? 2016.08.12 中等教育