「初等教育」に関する記事の一覧

初等教育

新型コロナウイルス感染症予防の学校再開ガイドラインを読み解く-学校再開後の授業や学校行事はどう変わるのか?

6月から段階的に再開となっている学校。日常的な感染予防はもちろんですが、感染リスクが高い学習活動や学校行事などは、制限せざるを得ない状況が今後増えてくると予想されます。本記事では、文部科学省や東京都から出されている「学校再開ガイドライン」を参照しながら、学校の学習活動や行事においてどのような影響や制限が生じるのか整理をしていきたいと思います。
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休校が続く小学校!奔走する学校教員・教師に聴く-新任教員が感じる焦りと不安。今は授業の準備に注力。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、学校の休校が3月から続いています。この状況に対して、そしてこれからについて、日々の学校生活を支えている先生たちは、何を感じ、思い、過ごしているのでしょうか。今年から新規採用で小学校に着任したAさん(神奈川県内・公立小学校勤務・学級担任)にお話をうかがいました。
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休校が続く小学校!奔走する音楽の先生・専科教員に聴く-歌やリコーダー、鍵盤ハーモニカができなくても

音楽室に集まって、歌を歌ったり、リコーダーや鍵盤ハーモニカなどを練習したり、色々な楽器を使ってみんなで演奏をしたり。そんな音楽の授業風景が、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、これから大きく変わるかもしれない状況に来ています。専科教諭という立場で、学校や子どものことについて、Bさん(東京都内・公立小学校勤務・音楽専科)にお話をうかがいました。
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課題先進地から教育先進地へ!全国から子どもや若者が集う離島とは?(前編)-生徒の自己実現を地域総がかりで支援する公立塾

少子化・過疎化・高齢化など、日本の多くの地域で直面していく課題。「島根県隠岐島前」も、少し前まではこれらの課題先進地でした。しかし今、「教育」を魅力化することで、島の再興を図る取り組みによって、全国から注目を集めています。本記事は「EDUTRIP in 島根・隠岐」という、教育視察ツアーの開催レポートです。隠岐・海土町の教育魅力化の取り組みを紹介していきます。
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学力の問題は、大阪の子どもの抱える問題の氷山の一角-今、大阪市の現役小学校教諭が伝えたいこと

2018年8月、大阪市の吉村市長は、「学力テストの結果を校長や教員のボーナス、学校予算に反映させる制度の導入を目指す」という方針をメディアに語りました。これは、大阪市が政令指定都市の中で学力が最下位という結果を受けてのものです。教育や福祉に関する専門家はもちろん、学校現場からも多くの疑問の声が挙がっています。大阪市で実際に教諭として働く方にインタビューを行いました。
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学力テストの結果を校長や教員のボーナス、学校予算に反映する危険-3名の識者が語るリスクと公教育として取るべき施策とは?

2018年8月2日、大阪市の吉村市長は、全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を教員のボーナスや学校予算に反映させる制度の導入を目指す方針について、メディアに語りました。この方針には問題点が多く、教育や福祉に関する様々な専門家が警鐘を鳴らしています。どのような点において問題あるのか、本記事を通してご紹介していきます。
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学校教員・教師の働き方改革を進めるために必要なこと-学校が何をしてくれるかではなく、学校のために何ができるか

昨今、「働き方改革」が進められている中、学校現場の長時間労働の是正はまだまだ追いついているとは言えません。過労死ラインを超え、長時間労働をしている割合は、小学校の教職員で約6割、中学校の教職員で約7割以上だと言われています。文部科学省や教育委員会は様々な改善策を打ち出していますが、学校を取り巻く関係者(教職員、保護者、地域住民)の意識をどのように変えていくか?という点が重要です。
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子どもの「スタディ・ライフ・バランス」も推進せよ!-勉強の効率化と「教育=学校」からの脱却で次の学びへ

2018年から創設される「キッズウィーク」。有給休暇がうまく取れずに、結局子どもの預け先を探さなければいけない状況も発生するのではという懸念もあります。子どもからすると長い夏休みの一部が削られ、キッズウィークの期間もどこかに預けられ、という状況は本末転倒です。子どもにとっての余暇の時間を削ることなく、充実させていくためにはどうしたらよいのか、本記事の中で考えていきます。
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子どもの運動能力を高めるために必要なこと(後編)-運動嫌いを生み、生活習慣病のリスクを高める体育や運動会

後編の記事では、学校教育の運動のあり方そのものを考えていきます。日本ではお馴染みの体育祭や運動会ですが、その中で勝敗を決めたり、順位を決めたりすることはどこまで必要なのでしょうか?日本においては、順位を決めることは比較的一般的ですが、他の国から見ると少々不思議に感じる部分もあるようです。運動の本来の目的とは何か、という所から、運動のあり方について考えていきます。
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子どもの運動能力を高めるために必要なこと(前編)-幼児期の苦手意識から運動嫌いに!一斉指導よりも自由遊び!

運動において「競うこと」や「勝ち負け」も、確かに楽しさの要素の一つではあると思いますが、勝敗や優劣を重視することで、運動そのものを嫌いになってしまっては、本末転倒です。自ら体を動かすことが楽しいと思えるようになるには、幼児期や学童期でどのような経験が必要なのでしょうか?様々なデータを用いながら、学校教育の運動のあり方について考えていきます。