「川島高之」に関する記事の一覧

初等教育

学校教員・教師の働き方改革を進めるために必要なこと-学校が何をしてくれるかではなく、学校のために何ができるか

昨今、「働き方改革」が進められている中、学校現場の長時間労働の是正はまだまだ追いついているとは言えません。過労死ラインを超え、長時間労働をしている割合は、小学校の教職員で約6割、中学校の教職員で約7割以上だと言われています。文部科学省や教育委員会は様々な改善策を打ち出していますが、学校を取り巻く関係者(教職員、保護者、地域住民)の意識をどのように変えていくか?という点が重要です。
政治・制度

日本の最重要な国策は、公的教育財源の倍増!-OECD最下位の公的教育支出、社会保障費のうち子育て関係費は5%

少子高齢化の流れで子どもの数は減少し、一方、貧困や不登校、いじめ、発達障害など子どもを取り巻く問題は次々に増えています。これらの問題を解決するためには、人材育成や教育機会の拡充の他、一定の「お金」が必要となってきます。しかし、日本の子どもの教育への公的支出は、諸外国に比べると圧倒的に少ない状況です。なぜ、日本は子どもの教育への投資が少ないのでしょうか。
子育て・育児

思春期の子どもを持つ親に大切にして欲しい4つのこと-思春期の子どもへの接し方・関わり方で親子関係は変わる

子どもが思春期にさしかかる小学校中・高学年あたりから、幼少期の頃の様子とは変わってきます。それに伴って、親子間のコミュニケーションも変化してきます。思春期の真っ只中の中学生や高校生になるとより男子も女子も一層変化が鮮明になります。思春期の子どもとのコミュニケーションに不安や戸惑いを感じる親は少なくありません。子どもが思春期の親として、どうすればいいのでしょうか?
子育て・育児

過干渉・過保護な親にならないために大切にすべきこと-子どもの自立のために「見張る」ではなく「見守る」

今、大学受験や就活、婚活など様々な場面で介入する過干渉・過保護な親が増えているというような報道をたびたび目にするようになりました。子どものことを心配し、失敗や挫折をさせないように先回りしたり、子どもに代わって準備や段取り、意思決定するといった行為を良かれと思って行っているようです。過干渉・過保護な子ども達は、結果としてどのようになってしまうのでしょうか?
キャリア教育・社会体験

学歴だけで子どもは「自立」できない-「実社会」というジャングルで、疑似ではなく「本物」の体験をする

子ども・学生時代に、偏差値も高く、有名大学に入り、失敗歴も乏しく、どこにいてもトップクラスにいて、そして晴れて志望企業に入社。ところが、ところがこれらの「キャリア」は大半がペーパーテストだけで勝ち得たもので、実体験が伴っておらず、変化球、解のない問題などに対応する力を持っていない場合があります。社会で活躍するためには、どのような力が必要なのでしょうか。
子育て・育児

どうやって子どもの心に火をつけるのか?-子どもの成長の原動力を生み出す3つの経験

教育の目的は「子どもを自立した社会人」に成長させることです。そのために家庭、学校、地域の役割は欠かせません。子どもが自立した社会人になるためには、自己肯定感、達成意欲、自己効力感の3つが必要ですが、「達成意欲」を持たせることはとても難しいです。子どもが「達成意欲」を持つためには、どうしたらいいのでしょうか。
子育て・育児

子どもが「自立する」に必要な3つのこと-「過干渉」な親や先生の下で育った子どもの危険

教育の目的は「子どもが自立した社会人」になることです。言い換えると、就職の環境が厳しくなっても、仕事がグローバル化しても、子どもが経済的・精神的・社会的に「自立」できるように成長することが、子ども教育の目的です。「過干渉」な親の下で育った子どもは、「口を空けてエサを待っているペンギン」や「ひな鳥を怖がるライオン」になってしまいます。
子育て・育児

自立できない子ども?自立させない大人?-なぜ、子ども・若者の現状がこれほど深刻なのか

教育の目的は、子どもが「社会人として自立する」ことです。また自立とは、生活出来る経済力を持つという「経済的な自立」、社会の中で役割を持つという「社会的な自立」、仕事に生きがいを持つという「精神的な自立」からなっています。言うまでも無く家庭・学校・地域が各々役割を持っているわけですが、いずれも「自立させる」ための環境が決して良好ではありません。